新興宗教に対して、危険というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?
確かに、新興宗教とカルト宗教、これらのどちらにも属する団体が多いことは事実です。
しかし日本の新興宗教は、幕末頃から戦後にかけて創始された比較的新しい宗教のことを指します。
つまり、新興宗教に危険という意味合いはないのです。
現在、日本において宗教活動を展開している新興宗教の教団は、350〜400ほど。
そして新興宗教の信者は、日本人のおよそ1割を占めると推定されています。
10人に1人と考えると、意外と多いですよね。
今回は、そんな新興宗教について詳しく知ることができる本をまとめました。
知識がなくても読める本を集めたので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
1.日本の新宗教50 完全パワーランキング
日本で影響力が大きい50の宗教団体を網羅的に知ることができる本です。
新興宗教を初めて学ぶのに、最適な本と言えるでしょう。
それぞれの宗教の成立や教義、政治との関りなどについて知ることができますよ。
1つの宗教に対して数ページで説明されているので、大まかな概要を学べます。
新興宗教の入門書としてぴったりの、完全保存版となっています。
知りたいところだけ部分的に読むのもいいでしょう。
2.日本の10大新宗教
こちらの本は、以下の10の新興宗教についてまとめられた本です。
1度は耳にしたことがあるものの、何となく近寄りがたくて知らないものばかりですよね。
こちらの本では著者の感情を排除して、客観的な立場で新宗教に関する情報が書かれています。
また、コンパクトにまとめられているので、初めて読む入門書にも適していますよ。
仏教と神道系についてもまとめられているのが特徴です。
3.日本の新宗教
「日本の10大新宗教」と同じ著者で、宗教学者の島田裕巳氏の本です。
こちらの本は、明治以降に成立した新宗教について網羅している本となっています。
日本の時代背景とともに、新興宗教についてわかりやすく書かれていますよ。
- イエスの方舟
- 合同結婚式
- オウム真理教
などといった、世間を騒がせた事件についても言及されています。
4.完全教祖マニュアル
新興宗教に限らず、三大宗教もあわせて分析されています。
- 仏教
- キリスト教
- イスラム教
こちらの本が面白いのは、「どうすれば新興宗教の教祖になれるのか?」という視点で書かれているところです。
さらに、面白いだけでなくわかりやすく書かれています。
「堅苦しい本はちょっと苦手」という方にもおすすめできる1冊です。
5.創価学会
もっとも信者数の多い新興宗教、創価学会に関する本をご紹介します。
こちらは、ジャーナリストの田原総一朗氏の本です。
実際に創価学会員にインタビューしたり、脱会者の書籍を引用したりと興味深い内容になっています。
田原氏自身、50年以上創価学会を追っているので、かなり詳しく書かれた本です。
どうして創価学会があそこまで大きな宗教になったのか?などがわかります。
学会員でなくても学ぶことが多い本となっているので、おすすめですよ。
まとめ
初心者が新興宗教を理解するのにおすすめの本をまとめました。
今回ご紹介した本を読んでもらえば、新興宗教に対する危険という偏見も少しは無くなることでしょう。
ただし、世間的には宗教に対する理解がない人も多いのが実情です。
さらに、実際に入会してみないとわからないことも多いのが宗教というもの。
もし新興宗教に興味を持っても、入会する前にはきちんと調べるようにしましょうね。