気持ちを落ち着かせたい時、目を閉じて瞑想や深呼吸をすることってありませんか。
でも瞑想や深呼吸はやってみると意外と難しいものです。
心を空っぽにするや雑念を払うなど、頭ではわかっていてもなかなかうまくできないですよね。
そんな時、せっかくなら効果のある瞑想「マントラ」をしてすっきりしませんか。
今回はマントラという瞑想方法とその効果についてお送りします。
ということで、
マントラとは何か|ヨガで効果的に唱える方法
をお送りします。
マントラの意味と効果
マントラはサンスクリット語です。
これは2つの意味を持つ言葉を繋げたものです。
- 「マン」は考えること
- 「トラ」はマイナス思考から身を守る、解放されること
つまり考えることによってマイナス思考を追い払おう!という行いな訳です。
なんとも現代人にピッタリだと思いませんか?
また、大乗仏教(特に密教)では「真言」や「呪文」と訳され、仏様への祈りや尊さを表現した言葉を指すことが多いです。
日本で最もメジャーな般若心経にも、最後の方にマントラが含まれています。
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
(ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか)
このマントラは般若心経の中でもほんの一部で、全文は262文字で構成されます。
マントラを唱えることで、効果・ご利益があると言われています。
ご利益の種類はマントラによって様々です。
その中でも不動明王のマントラは、立身出世を含めて多くかつ強い効果、ご利益が期待できます。
マントラをヨガで唱える
マントラは、インドの古代宗教から伝えられた歴史ある言葉です。
そして今も仏教では多くのマントラが唱えられています。
ただ、お坊さんでもないわたしたちが仏教のマントラを唱えるのは、できなくはないですが・・・いきなりはむずかしいですよね。
そこでおすすめするのはヨガでマントラを唱えることです。
ヨガで1番身近に使われるマントラ「オーム」をぜひ唱えてみましょう。
ヨガの経験があれば、聞いたことや唱えたことがあるかもしれませんね。
オームは短いマントラですが、実際に唱えてみるとお腹→鼻→頭の順に響き、癒やしの効果があるのがわかります。
オームはすべてのマントラの基
オームはすべてのマントラの基礎であり、そして最も崇高と言われています。
西洋では「アーメン」、仏教では「阿吽」と呼ばれます。
オームは「a(ア)」、「u(ウ)」、「m(ン)」の3つの音から成り、それぞれ意識を表しています。
- 「ア」:起きている状態
- 「ウ」:夢を見ている状態
- 「ン」:深く眠っている状態
この3つの音を1つにした文字がオームです。
またこの3つの音は時間の段階を表します。
- 「ア」:はじまり
- 「ウ」:とちゅう
- 「ン」:おわり
五十音で考えると、とても覚えやすいです。
(アからはじまり、ウをとちゅうで通って、ンでおわる)
この時間の段階は過去、現在、未来を表すとも言われています。
オームはとても短いマントラですが、たくさんの意味を持っているのですね。
癒しの効果がある「シャンティ・マントラ」
オームの他にヨガでよく使われるマントラが、シャンティ・マントラです。
「シャンティ」はサンスクリット語で、平和や心の癒しを意味します。
シャンティ・マントラの最後には、「シャンティ」と3回唱えます。
- 私が幸せになるように
- 私の周りの人が幸せになるように
- すべての人が幸せになるように
3回のシャンティにはこのような意味がこめられています。
興味がありましたら、ぜひ唱えてみてくださいね。
ちなみにシャンティ・マントラの中でも、「オーム」と唱えているんですよ。
まとめ
瞑想や深呼吸は、心を空っぽにして本格的にするのはとてもむずかしいです。
ご紹介したオームやシャンティ・マントラのように、マントラの意味を考えながら、意識して唱えることで効果が上がります。
心を落ち着かせたいときや、リラックスしたいときはぜひマントラを唱えてみてくださいね。
リラックスとご利益のある真言やお経