※幸福の科学 大川隆法総裁の大講演会によって、東京ドームが信者によって埋め尽くされている様子。
会員数1,200万人以上?(教団公式発表)を標榜する、大規模宗教団体「幸福の科学」についてまとめていきます。
政党のひとつである「幸福実現党」と言われると、もう少し聞いたことがある人が増えるかもしれません。
しかし、1,200万人以上もの信者がいるとなると、日本の総人口の1/10に迫る勢いです。
10人集まったら1人は幸福の科学信者である計算に。
もしこれが本当なら、あなたのすぐ近くにも信者の方がいるかもしれません。
幸福の科学について、危険な団体なのか?概要、トラブルや実態についてまとめました。
幸福の科学とは
概要
- 創設:1986年10月6日
- 教祖:大川隆法(りゅうほう)
- 信者数:1,200万人以上?
- 本部:東京都品川区
- 世界進出:全世界に167か所?
全世界167か国において、1200万人以上もの信者を抱えるとんでもない宗教に見えますよね。
※後述しますが、疑惑や疑念が多く見受けられます。
信仰対象は唯一絶対神「エル・カンターレ」
地球の至高神であるエル・カンターレを崇拝した「エル・カンターレ信仰」を行っています。
驚くことに、このエル・カンターレは、キリストや孔子、ムハンマドなど名だたる預言者/宗教家を地上に派遣した「神々の主」だというのです。
※仏陀はキリストなどより上位でエルカンターレの分身。
※なぜか哲学者のソクラテスが入ってくるのがよくわからないですが…
要は他の宗教の信仰対象や開祖たちは、すべて配下なんだぞ、という主張なのでしょう。
しかし、世界の三大宗教すべては配下なんだぞ、という主張はあまりにも…
※各宗教の熱心な信徒や僧侶に教義を聞かせたらブン殴られそうです。
そして、大川隆法総裁こそがエル・カンターレの化身であり、生まれかわりだとされています。
「エル・カンターレ信仰=大川隆法総裁信仰」という教義なのです。
信仰の対象「エル・カンターレ」
エル・カンターレは、地球の至高神であり、イエス・キリスト、孔子、ソクラテス、ムハンマドなどを地上に遣わした「神々の主」です。今、エル・カンターレが、民族間・宗教間の対立や紛争を解決し、地球を一つにまとめる人類普遍の教えを説くために、大川隆法総裁として、日本に生まれています。
※↑に文章では書かれていませんが、仏陀はキリストやムハンマドより上位であり、エルカンターレの分身だそうです。下図参照。
とんでもない教義です。
既存の伝統宗教や過去の偉人たちを地上へつかわした、地球の絶対神が現代の日本人に転生したということです。
「転生したら日本人だった件~絶対神パワーで布教無双~」
なんて、何十番せんじの小説が書かれてしまいそうです。
注意ポイント
とはいえ、開祖が神の化身だった、お告げが聞こえる特別な存在などといったものは新興宗教ではありがちな設定ではあります。
開祖が神のお告げを聞く宗教団体、天理教
開祖が崇拝対象である大山ねずの命である宗教団体、大山ねずの命神示教会
エル・カンターレの化身|大川隆法総裁について
大川隆法総裁とは、一体どのような人物なのかをチェックしていきましょう。
1956(昭和31)年7月7日、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務。
86年に設立した「幸福の科学」は、現在世界167カ国以上に信者が広がる。
これまでに国内外で通算3,450回以上の説法を行い(うち英語説法150回以上)、3,100冊以上の著作を持つ。
出典:『幸福の科学』公式サイト
東京大学を卒業し、大手の商社に入社した超エリートでした。
社会人として勤めている時期に立宗のもととなった「霊的覚醒」が始まったとされています。
霊的覚醒というのは、普通の人間では計り知れないパワーが芽生えることを意味します。
大川隆法総裁の場合、空海やイエス・キリスト、ソクラテスなどと通信し、その内容を「霊言(れいげん)」としてまとめ、出版しました。
これらの霊言は今なお続々と新シリーズが発売され続けています。
Amazonなどでも簡単に購入可能ですので、気になる方は見てみてください。
霊言とは
にわかに信じがたいことではありますが・・・
こういった霊的覚醒が、エル・カンターレとして自覚するきっかけだったそうです。
エル・カンターレとして教えを説き続け、その説法回数は3,500回以上とされています。
※2022年12月時点。
幸福の科学の教え
幸福の科学の教えは、どこか捉えどころがありません。
というのも、教義や基本の教え、経典が多様に存在しており、どれが核となる教えなのか?
客観的には判断しにくいからです。
これらを大きく分けると、以下の3つにわけられます。
主な教え
- 霊的人生観と正しき心の探求四正道(よんしょうどう)
- 根本経典
- 基本三法
1.霊的人生観と正しき心の探求四正道(よんしょうどう)
人間は天国からこの世に生まれ、この世での人生を終えれば、魂となってあの世へと旅立ちます。魂は永遠の生命を持ち、無限の成長を目指して、生まれ変わりを繰り返しています。この人生観に基づき、この世とあの世を貫く「本当の幸福」を探求します。
この世を去った後も人々の魂は生命をもち、生まれ変わりを繰り返していく。
これが基本的な考え方です。
仏陀が生きた古代インドの輪廻転生に通じる考え方と言えますね。
仏陀は輪廻転生の苦しみから逃れる為に悟りを開き、解脱に至りましたが・・・
そしてこの考えをもとに、
この世にいる間だけではなく、あの世にいった後、そして生まれ変わった後の「本当の幸福」を探求しましょう。
という教えを説いています。
「幸福を引き寄せる」努力をすることが「正しき心の探求」です。
「正しき心の探求」には正しい信仰を持つことが大切であり、その指針(実践編)として四正道が定められています。
四正道とは、
- 愛
- 知
- 反省
- 発展
この4つの教えのこと。
公式サイトでは、この4つについて、このように解説されています。
- 愛:自分から愛を与えていく
- 知:人生の問題を解く智慧(知恵)を得る
- 反省:天上界につながる心を取り戻す
- 発展:この地上をユートピアに
参考:『幸福の科学』公式サイト
「愛」は、幸せの基本とされる「与える愛」、見返りを求めずに人を愛すること。
そうすれば天国への道が開けるというのです。
「知」は、物事の善悪を判断する基準を身につけ、人生の試練を乗り越えていこうというもの。
「反省」は、心の汚れを取り除いて清い心になり、(仏の子としての)本当の自分を取り戻すこと。
反省によって過去の罪を消せるとされます。
「発展」では、幸福な社会の実現の努力をします。
人格・魂の向上を目指しながら、地上をユートピアに変化させていくという教えです。
「霊的人生観」に基づきながら・・・
「あなたの幸福には“正しい信仰”、つまりエル・カンターレの教えを守ることが重要だ」ということでしょう。
これらの基本的な教え自体は、どこの宗教でもあるような幸せを追求するような内容です。
危うさは少ないですね。
2.根本経典
エル・カンターレの分身である仏陀の教えは、根本経典「正心法語」となっております。
ただ、どこまでが本来の仏法と同じで、どこからが異なるのかは何とも言えません。
そもそも、幸福の科学の根本経典は仏教の経典の1万倍以上の功徳があるそうなので…
幸福の科学のすべての教えは、根本経典である『仏説・正心法語』に集約されています。釈尊(仏陀)の啓示によって書かれた経文であり、仏教の経典の1万倍以上の功徳があります。
それだけありがたい経典なら、これだけ信仰していれば良さそうな気もしますが…
3.基本三法
- 太陽の法
- 黄金の法
- 永遠の法
『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』は「基本三部作」と呼ばれ、幸福の科学の教えの輪郭が示された基本的かつ中心的な経典です。この三冊を読むことで、仏法真理の体系をとらえつつ、「霊的人生観」を確立することができます。
参考:幸福の科学 基本三法
これらは驚くべきことに、すべてがアニメ映画化されております。
Amazonで手軽に視聴可能ですので、気になる方はチェックしてみてください。
幸福の科学やってはいけないことや禁止事項は?
宗教宗派によって、信者は厳しく制限される禁止事項が存在する場合があります。
有名なところで言えば、
- イスラム教の女性は肌を隠す
- ヒンドゥー教の牛を食べない
などや、過激?というか理解しがたいエホバの証人の輸血禁止など…
幸福の科学においても、そういった厳しい禁止事項があるのかと言えば…
意外なことに、禁止事項はまったくありません。
戒律という側面から見ると、かなり優しい宗教だと言えますね。
幸福実現党で政界へ進出
2009年には「幸福実現党」の名で政治団体を結成しました。
宗教団体が母体となり政界へ進出するのは「政教分離に違反するのではないか?」という疑問を持つ方も多いかもしれません。
実際に「幸福実現党」への問い合わせでかなり多い質問だそうです。
「政教分離」の主旨は、「政府が特定の宗教と組んで、他の宗教を弾圧してはならない」というものだ。国家権力をけん制し、宗教を守るものであり、「政治から宗教を閉め出す」というものではない。
勘違いしやすいポイントですが・・・
政教分離=宗教の政治参加を禁止する規定ではない
ということですね。
あくまで「国家権力が」宗教に介入しないようにすることが主旨であり、宗教団体の政治に参加を規制するものではありません。
つまり、幸福実現党は政教分離に違反しているわけではないのです。
そもそも創価学会=公明党の図式がありますしね。
あちらが成り立っているわけですから、幸福実現党がマズイわけもありません。
※自民党≒統一教会みたいな図式も出てきましたが…
しかし、これまでの国政選挙において、いまだに一度も勝てていません。
※2009年-2022年12月現在まで。
※地方選挙では議員を輩出しています。
1200万人以上の信者がいれば簡単に勝てるはずなのですが・・・?
幸福の科学の実態がやばい?闇の問題部分
実際問題、はたから見たらそれはやばいんじゃ・・・?
という実態はやはりあります。
ポイント
- 信者数水増し?疑惑
- やばすぎな大講演会
- 霊言の実態がヤバイ
1.信者数1,200万人は水増しで真っ赤なウソ?
先にも書いた通り、幸福の科学は政党である幸福実現党の支持母体です。
1,200万人もの信者がドッと投票をしたら、幸福実現党の議員が多数誕生していていいでしょう。
2022年の参院選での結果はなんと…
幸福実現党の当選者数は0人です。
というより、2009年に党が結成されて以降、国政選挙での勝利は0です。
※地方選挙では数十人規模で議員実績アリ。
さすがに信者数1,200万人以上とするにはムリがあるでしょう。
信者さん方が政治に興味がない?
いいえ、幸福実現党の総裁は、地球の至高神エル・カンターレの大川隆法総裁です。
大川総裁の政党を応援しないわけにはいかないでしょう。
ちなみに2022年の参議院選挙において、幸福実現党が比例代表で得た票数は、たったの148,020票/獲得議席0です。
>幸福実現党の正体がやばい!?幸福の科学との関係は政教分離違反なのか
一応ですが、全世界86か国で1,200万人以上とされているので、日本だけではないということなのですが…
(2010年発表/国際進出は全世界167か国に拡張)
確認しようにも客観的に確認できる人も団体もおりません。
日本以上に海外で信仰を集めるなんて難儀な話だと思いますし、実際にはかなりの誇大表現があるのではないかと思われます。
仮に国政選挙の比例代表投票数15万票弱を≒信者数とすると、日本の信者数は全信者のわずか1.25%ほどということに。
日本発で日本の教祖の宗教なのに、世界での信仰の方が国内より厚いなんてこと、ありえるのでしょうか?
この信者数のズレは、経典の累計発行部数をそのままイコール信者数としての発表ということに由来しています。
そんなもの、ズレにズレまくるのは当然ですね…
ただ、宗教法人において、信者数の規定や公開の義務などもなさそうなので、各団体で数字の基準がバラバラなようです。
にしても、実態と大きくかけ離れる経典の累計発行部数を基準にするのは、いささか問題ではないでしょうか。
大きい数字を見せて勧誘する誇大広告になりそうです。
2.やばすぎな大講演会
幸福の科学では毎年、東京ドームなどで大講演会を行っています。
一説によると大講演会ではほとんどの回が満席だそうで・・・
東京ドームの収容人数は約5万人ですから、その規模が容易に想像できますね。
まぁ信者数が全国に1200万人以上いるなら5万人が満席なんて当り前でしょうか?
こちらの動画は2016年にさいたまスーパーアリーナで行われた大講演会の様子です。
豪快な舞台セット、スモーク演出、信者によるスタンディングオベーションのなかで大川隆法総裁が登場します。
熱弁する大川総裁に信者から拍手があがり・・・
この光景を「異様」と捉えるのか「圧巻」と捉えるのかは人それぞれ違うと思いますが・・・
信者以外の人から見ると不思議な光景であることは間違いありません。
この大講演会について・・・
1994年の東京ドーム大講演会参加者のレポート記事が公開されています。
レポート記事は「信者ではない人がたまたまチケットを手に入れたために参加した」という、今思えばバレたらやばそうなものですが・・・
さすがロケットニュースさん、リアルな情景が目に浮かぶようで、リアルなレポート面白いです。
参考リンク:ロケットニュース【コラム】すごい昔「幸福の科学」の東京ドーム集会に潜入した時の話
会場暗転の後にスモークが焚かれ、神々しすぎる演出で登場したのは……超巨大な龍の頭に乗ったエル・カンターレこと大川隆法氏! 「ウオオオオオーっ!」と、会場のボルテージも最高潮。私の隣のおじさんは感極まって号泣しているではないか!!
参考リンク:ロケットニュース【コラム】すごい昔「幸福の科学」の東京ドーム集会に潜入した時の話
「巨大な竜」の頭にのって登場した大川総裁。その姿を見て涙する信者・・・
マスコミとライバル宗教を「悪魔」と呼び、それに賛同する信者の掛け声・・・
やはり信者ではない人から見ると「やばい」としか言えないでしょう。
3.霊言の実態がヤバイ
※あらためて霊言の仕組みについて参照したい方はこちらをご覧ください。
霊言とは
霊言をまとめると、以下の通り。
注意ポイント
- 守護霊は誰にでも存在する
- 守護霊は先祖などではなく、本人の分身のようなもの
- だから存命だろうが死者だろうが可能
要はイタコの口寄せのようなものなのですが…
これ、絵面がヤバイんすよね。
大川隆法総裁がただただ色んな人のモノマネして勝手にしゃべってるだけっていう。
やりたい放題にしか見えない…
あまり最近のものは見つからないのですが、ニコニコ動画に10年ほど前のものはチラホラありました。
↑でも書きましたが、Amazonでは公開霊言の書籍が多数出版されています。
新着から追っていくとわかりやすいですが…
田村正和さんとか石原慎太郎さんなど、亡くなってから日が浅い著名人だったり、バイデン大統領やプーチン大統領、金正恩総書記、習近平国家主席など時の政治家だったり…
とにかく話題性になりやすい人をピックアップしてるだけなのでは?とすら思えてきます。
ちなみに諸外国の方の場合、英語もしくは日本語でのコメントに変換される模様です。
例:金正恩総書記の場合、流ちょうな日本語だったり…
仮に自分が経典とか教義とかに感銘を受けたとして、霊言を見せられたら一瞬で醒めてしまいそうな気もしますが…
参考:霊言は真実である!という教団幹部の動画
※動画コメント欄が賞賛の嵐です。
参考:大川隆法総裁の息子、大川宏洋さんの霊言への注意喚起動画
その他の活動について
幸福の科学は政治以外の活動にも力を入れています。
映画制作(幸福の科学出版株式会社)
幸福の科学出版株式会社という名前で、大川総裁が総指揮をとり映画製作を行っています。
各作品における共通メッセ―ジは、
- 人類の理想
- 人類の進むべき方向性
- 真実の人生観
- 宗教性
となっており、映画の中でも宗教的な教えがストーリー上で説かれています。
2018年初夏には「さらば青春、されど青春。」が公開。
大川総裁の息子・大川宏洋さん、清水富美加こと千眼美子さんがメインキャラクターを務めます。
主人公は商社のエリート社員、突然起こる「霊的覚醒」、真実と現実の選択・・・
大川総裁の昔のストーリーが題材ですね。
しかし、映画の主役を務めるなんて、2018年頃の大川宏洋さんは、まだ従順な姿勢だったようですね。
現在では完全に幸福の科学アンチ的存在のユーチューバーとなられています。
「霊言はコントです。」と言い放っておられます。
千眼美子さんはCDも販売しています。
過去作品では「UFO学園の秘密」など、幅広いテーマで映画を製作していますが・・・
一貫して言えるのは、幸福の科学の教えにならったテーマが設定されていることです。
※Amazonプライム会員なら無料で視聴可能です。
新作アニメをチェック
芸能事務所
幸福の科学グループでは、2つの芸能事務所が運営されています。
- ニュースター・プロダクション株式会社
- ARI Production(アリ・プロダクション)株式会社
芸能事務所の一般的な仕事、映画・テレビ・ラジオ番組の企画制作業務も行っています。
各所属タレント/アーティスト/文化人は合計48名。
※2022年12月時点。
これらの所属タレントたちが信者かどうかは公表されておらず、真相は不明です。
しかし、普通に考えたら信者以外がこの事務所を選ぶことはないでしょう。
で、けっこう闇だなーと見えてしまうのは、10代前半の子役も在籍されているんですよね。
子役自体は珍しい存在ではないかもしれませんが…
どう考えても宗教2世3世の子役タレントなんだろうな、と。
なんとも言えないです。
大川総裁の息子・大川宏洋さんもニュースター・プロダクションの社長として在籍していましたが、現在は社長を退任。
また、映画「さらば青春、されど青春。」に出演した千眼美子(清水富美加)さんはARI Production株式会社に在籍しています。
幸福の科学における「出家」
これまでお伝えしてきた中で清水富美加さん(出家後の名前:千眼美子)の名前があがりました。
彼女は2017年に「幸福の科学出家騒動」で世間をざわつかせましたね。
もともと清水富美加の名で芸能活動を行っていて有名映画に出演、連続ドラマのヒロイン役として抜擢されるなどの活躍をしていた清水さん。
2017年2月に突然、芸能活動一時休止を公表、「幸福の科学に出家する」と報じられました。
では、幸福の科学における「出家」とはどのようなことを指すのでしょうか?
「外見」や「形式」ではなく、「精神的な出家」を意味しているからであり、この世的な価値観に迎合することなく、神仏の心に基づいて一日24時間365日、自らを律し、仏法流布のために生きることを使命としています。
出典:『幸福の科学』公式サイト
里山のお寺に籠るといったイメージがある出家ですが・・・
幸福の科学では教団の職員になることを出家と位置付けているようです。
つねに教えを心がけながら、「人助けのプロ」を目指す(=教えを広める)。
(精神的な部分で)自分のためではなく、教団のために身をささげる(=仕事をする)ということになります。
清水さんは22歳の若さで出家をしましたが、この年齢で出家を希望するものは教団にとっても珍しく、とても貴重な存在となっています。
裏を返せば、芸能活動をとして受けた身体的な苦痛や精神的不安に襲われた結果・・・
「幸福の科学という宗教にしか救いの道を求められなかった」という捉え方もできる意味深な出来事でした。
え?この人も幸福なの?幸福の科学の芸能人
びっくりなニュースが飛び込んできました。
立花氏は「幸福の科学」の信者であることを公言。
幸福の科学が母体の政党「幸福実現党」と、「NHKから国民を守る党」は、参院選では選挙区がかぶらないように立候補を立てていました。
2019年10月3日、NHKから国民を守る党の「立花孝志」(登録者数50万人)がYouTuber「みずにゃん」(登録者数18万人)との対談動画の中で、自身が「幸福の科学」の信者であると明かしました。
「NHKをぶっこわす!」のフレーズでおなじみの、立花孝志さんですね。
会員証やお布施などは払っていないということですが、選挙権を分けて活動しているとは、なんとも関係性が深そうです。
2022年12月追記
どうにも、↑の発言は注目を集める為の虚偽のパフォーマンスだった可能性が?
主義思想が異なることや、活動もまったくつながりがないことから見て取れます。
やばい宗教になりえる理由
宗教といえば「やばい噂」が絶えないものも多いですよね。
果たして幸福の科学はカルト宗教なのでしょうか?
フランスで、いわゆるカルト団体を定義する項目(※アラン・ジュスト報告書)というものがあるのですが、『幸福の科学』は、その項目のいくつかに当てはまるとされています
断定はできませんが、カルト宗教の定義の一部には当てはまっているそうです。
確かに、幸福の科学では信者以外の人が見たら「え?」と思うような考え・出来事が多々あります。
大川隆法総裁の降霊
大川総裁の身体に「霊」を呼び出し、交信するというもの。
公式サイトによると大川総裁に呼び出せない霊は存在しないとのことです。
まさにイタコそのもの。
大川総裁の場合、死者だけではなく生者まで呼び出すことができますしね。
これまで、降霊された人物は数え切れません。
- 孔子
- 坂本龍馬
- イエス・キリスト
- 小保方晴子(!?)
- プーチン大統領(!!!)
- ローラ(!?!?!)
など、本当に“誰でも”降霊させており、そのたびに霊言をまとめて出版をしています。
・・・モノマネ芸と言われてもしかたないでしょう。
「君の名は」のヒット後には新海誠監督まで降霊させているから驚きです。
入会後の三帰誓願(さんきせいがん)
幸福の科学では、教団の一員になるために段階を踏む必要があります。
- 入会
- 三帰誓願
ただ入会するだけではなく、「三帰誓願」をする必要があります。
「三帰誓願」の「三帰」とは、「三宝帰依」という言葉の略です。「三宝帰依」とは、「三つの宝(三宝)に帰依する」ということです。「帰依」は、「仏教に帰依する」などとよく使われる言葉ですが、もともとの定義は、「身も心も投げ出して尊いものを信奉する」ということです。
出典:『幸福の科学』公式サイト
幸福の科学では「三宝」以下のように定義しています。
- 仏宝:エル・カンターレの教えを説いてくれる大川隆法総裁
- 法宝:エル・カンターレである大川総裁の教え
- 僧宝:エル・カンターレの法を護持する集団(=幸福の科学)
つまり、身も心も投げだして大川総裁、「幸福の科学」を信仰するということ。
仏教にある三宝僧と名前は同じですが、その意味するところはまるで異なりますね。
この誓いを立てないと教団の一員としての段階を踏めないのです。
一歩間違えれば「洗脳」と捉えられてしまいそうですね・・・。
実際に退会者から見た目線でもこのような意見が出ているくらいです。
自分のことを至高神エル・カンターレと言っている大川隆法を始め、信者一同はみな「自分こそが正しい」と考えて、異なる考えを持つ者を攻撃する(教団内の言葉で言うと「裁く」)傾向があるようです。
出典元:
http://antikkuma.hatenablog.com/entry/2015/01/13/225119※記事が削除されてしまいました。
上記引用元についての追記
サイトへお問合せが入りました。
>自分のことを至高神エル・カンターレと言っている大川隆法を始め、信者一同はみな「自分こそが正しい」と考えて、異なる考えを持つ者を攻撃する(教団内の言葉で言うと「裁く」)傾向があるようです。
これ、まったくのウソデタラメですから削除してくれますか。
むしろ逆です。
多様な価値観を尊重しなさいと幸福の科学では教えられています。
ウソ書くのはやめて下さい。
また、このブログは幸福の科学を20年以上も事実に反する誹謗中傷をしている中国の工作員のブログです。
幸福の科学によって中国共産党の崩壊や、幸福の科学によって日本侵略できなくなるから、誹謗中傷攻撃をしているのです。
当然、相手は反社会的な人で反日です。
あくまで当サイトとしましては、客観的で中立的な姿勢を貫きたいと思います。
上記引用サイトが工作員の作るサイトかどうかの裏付けを取ることは出来ません。
対して、現役信者さんの声である全くそのような事実はないということも受け止めます。
再度お問合せが入りましたので掲載
幸福の科学について、上記引用元についての追記 以前にお問い合わせに書いたものです。一般の人に向けて正確に言いますと、その中国の工作員は創価学会員の中にいます。よく幸福の科学元信者や幸福の科学信者の身内に成りすましてはウソの告発をして99年11月から2ちゃんねるや他のブログなどで幸福の科学を事実に反する誹謗中傷しまくっているのです。さらに厄介なことにこの男はヤフー・グーグルの管理者をやっていて、You Tubeでは幸福の科学に対する情報統制をしています。 過去、中立的な観点で述べたKAZUYA氏の幸福の科学You Tube動画がありましたが、中国の工作員がKAZUYA氏のYou Tubeアカウントを不当凍結して中立的な観点で述べた幸福の科学動画を消したのです。 中国の工作員の言っている内容をよく調べてみますと創価学会内部事情を幸福の科学になすりつけているだけなのです。中立的な観点で記述するのであれば、幸福の科学の内部を直接自分の目で見て確かめないとわかりません。自分で確認すればインターネットで書かれていることとは、ぜんぜん違うことがよくわかるでしょう。 霊言は幸福の科学の主体的な教えではありません。霊言は霊個人の考えであり、幸福の科学の教えと矛盾することがあると霊言本に書かれています。幸福の科学は霊言信仰ではなく教学信仰です。大川隆法総裁先生の教えを学ぶ教学団体です。 我々幸福の科学信者は天罰を容認していません。幸福の科学信者は皆、熊本地震などの天変地異に関しては非常に心苦しい思いです。天変地異が起こるのは地上にたまった人間の悪想念を振り払うために起こると幸福の科学では教えられています。悪想念を振り払わなければ、悪想念によって仏の光がさえぎられ、地球生命体が死んでしまうからです。地球生命体が死んでしまえば作物が育たなくなってしまうためだと教えられています。 神を信仰しない者に罰を与えるという偏狭な考え方は幸福の科学の教えではありません。また、大川隆法総裁はテロを反対しています。この点勘違いしないようにして下さい。
ちょっと細かいですが、ご興味のある方はくわしく読んでみてください。
炎上、反論する教団
幸福の科学は大川総裁の降霊によりさまざまな人物を呼び出します。
が、当然ですが内容によってたびたび批判的な意見があがることも。
2016年に起きた熊本地震。
震度7を観測したこの地震では多くの犠牲者をだしました。
この熊本地震について「地震を起こした神霊」を降霊させ、その「神意」を語りました。
大川「やっぱり戦後体制で教育からもそうだし、政治からもそうだけども、この宗教あるいは神の心みたいなものを完全に排除しようとしてきた71年なあ、やっぱり許しがたいわなあ」
出典元:http://buzz-plus.com/article/2016/04/18/kumamoto-jishin-tenbatsu/
※現在ではこの動画は削除されています。
これに対してネット上では批判の声が相次ぎました。
この他にも炎上することはしばしば。
また、教団に対しマイナスな意見を書くメディアについて、教団側も批判する姿が目立ちます。
週刊新潮は、何とかして幸福の科学を問題教団と同一視させたいようだが、こうした姑息な詐術を繰り返せば繰り返すほど、同誌の無見識ぶりの方が際立つことを知るべきである。
出典元:『幸福の科学』公式サイト
- 大川隆法総裁の降霊
- 入会後の三帰誓願
- 炎上、反論する教団
これらのことから見方によっては、やばい宗教という印象が強いかもしれません。
しかし一方で1100万人が心棒する巨大宗教団体という側面もあり、一概に否定することも難しそうです。
宗教の自由が尊重されている日本では、何を信じるかはあなた次第としか言えませんね。
まとめ
幸福の科学についてお伝えしてきました。
- 大川隆法(りゅうほう)氏が総裁としてトップに立つ
- 「エル・カンターレ信仰」を行っている
- 宗教活動を中心に、芸能、映画、政治など幅広い活動をしている
- 特徴的な大講演会が行われる
- 降霊術や三帰誓願など独特な行いがある
- 炎上したり、教団が批判記事を出すこともある
エル・カンターレ信仰と謳っていますが、「大川総裁信仰」と言っても過言ではない印象でした。
他の宗教にはあまり見かけない独特な「大講演会」や、やりすぎだと思われそうなレベルの「降霊術」・・・
教団が公式でマスコミなどへの批判記事を出している点も驚きです。
信者の数は日本にとどまらず世界的にも多数存在することは確かなので、「良い宗教」ととるか「やばい宗教」ととるかは人それぞれ。
入会するかどうかはしっかり考えてからにしましょう。