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真光系教団の教えが危険でやばい!?分裂を繰り返してきた歴史が…

「真光系教団」をご存知でしょうか?

真光系教団というのは1つの宗教団体の名前ではなく、同じ系統の団体を総称して呼んでいるものです。

真光系教団は分派をくり返しつつ、21世紀に入ってからも立教している団体がある、珍しい宗教団体なんです。

今回は、真光系教団はどんな歴史をたどってきたのか、どんな教えがあるのかをまとめました。

 

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真光系教団とは

真光系教団(まひかりけいきょうだん)とは、1959年に岡田光玉(こうたま)が立教した「L・H陽光子友乃会(ようこうしとものかい)」の系譜にある、諸宗教団体のことです。

1963年、光玉と、その養女で一番弟子の岡田恵珠(けいしゅ)によって法人化されました。

そして教団名を「世界真光文明教団(せかいまひかりぶんめいきょうだん)」に改めます。

なんかもう・・・

すべて読み方が難解ですよね。

教団の分裂

1974年に光玉が死去すると、実質序列3位で、教団本部機構の1つである「崇教局」の長であった関口榮が、2代教え主を自称します。

当然ながら、指導の継承を主張した恵珠と対立が生じ、教団の分裂へと発展します。

同年、「真光裁判」において維承者の正当性を巡って争われることになりました。

裁判は関口が恵珠を訴える形で始まり、1982年に和解が成立します。

最高裁判所は「生前の指名による」という関口の主張を認め、実質的な恵珠の敗訴(教団の名称、紋章、施設の使用禁止)となりました。

そして、それぞれ独立して布教を行うように、裁判所から示されたのです。

分裂した2教団に関しては、どちらも正当な継承者を自認しており、教義等に大差はありません。

分裂した2教団の詳細は以下の通りです。

  • 世界真光文明教団(せかいまひかりぶんめいきょうだん):関口派
  • 崇教真光(すうきょうまひかり):恵珠派

それぞれ見ていきましょう。

世界真光文明教団

  • 2代教え主:関口榮
  • 3代教え主:関口勝利
  • 本部:静岡県伊豆市
  • 信者数:22万人

関口は光玉の死去後、速やかに後継指導者を自称し、機関誌で発表しました。

そして真光裁判で勝訴し、元々の教団名を継承しています。

崇教真光

  • 2代教え主:岡田恵珠
  • 3代教え主:岡田光央
  • 本部:岐阜県高山市
  • 信者数:65万人

恵珠側は、真光裁判中の1978年に「宗教法人真光」を設立します。

後に「宗教法人崇教真光」と登記上の名称を変更することになります。

崇教真光は正当な霊統を継承し、唯一の正統であると主張していることもあり、光玉時代の信者の多くを吸収しています。

諸分派

真光系教団は、上記の2教団から、さらに分派をしています。

仏教系の分派のごとく、非常に数多くの宗派が生まれています。

世界真光文明教団系(関口派)

まずは、世界真光文明教団系の教団です。

  1. 陽光子友乃会
  2. 真光正法之會
  3. 主神正法会
陽光子友乃会(ようこうしとものかい)
  • 創始者・3代教え主:田中清英
  • 4代教え主:沼田明里
  • 本部:茨城県つくば市

関口家による教団私物化を批判した上で、世界真光文明教団から分裂した教団てす。

真光正法之會(まひかりせいほうのかい)

田中清英による教団私物化批判により、陽光子友乃会から脱会し、設立した教団です。

本部は、東京都練馬区にあります。

主神正法会(すしんせいほうかい)

陽光子友乃会から分派した教団と言われています。

三重県に本部があります。

崇教真光系(恵珠派)

次に、崇教真光系の教団です。

  1. ス光
  2. 「真理=神理」の研究会
ス光(すびかり)
  • 創始者:黒田みのる
  • 本部:東京都八王子市

「崇教真光」の会員であった、黒田みのるによって1983年に立教されました。

1980年に「光輪」として立教し、1984年に「ス光光波世界神団」を名乗るようになりました。

さらに、2013年に「ス光」に改称しています。

現在、黒田みのるは真光との関係を否定しているようです。

「真理=神理」の研究会(しんりいこーるかみなりのけんきゅうかい)
  • 創始者:内海間嵯男(うつみまさお)
  • 本部:群馬県前橋市

崇教真光の会員が、2006年に設立した教団です。

その他

上記2教団以外の分派です。

神幽現救世真光文明教団(しんゆうげんきゅうせいまひかりぶんめいきょうだん)
  • 創始者:依田君美(よだきみよし)
  • 現教主:依田美希(よだみき)
  • 本部:山梨県甲府市

光玉時代の教団所属時に、神から示されたとする独自の業を用いたことをきっかけに除名され、1974年に立教されました。

神聖位山真光神団

岐阜県高山市に本部がある教団です。

 

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真光系教団の教え

世界真光文明教団と、崇教真光の教義や儀礼に、大きな差はありません。

初代教え主の光玉は一時、手かざし(浄霊)を行う世界救世教の有力信徒であり、世界救世教の元となった大本教の神話を継承し、発展させています。

真光系教団の主な活動は、以下の2つです。

ポイント

  1. 真光の業(わざ):手かざし
  2. 神理正法(しんりせいほう):人としての正しい生き方

多くの病気、災い、経済上の不安や人間関係の問題などは、過去に生じた魂の曇りから発するものとされています。

そこで、魂の曇りを浄化するためには、「真光の業」による手かざしが有効とされているのです。

3日間の初級の研修を受け、入信することで「真光の業」ができるようになり、霊的なお浄めを行うことができるとされています。

研修の最終日に、入信と同時に「おみたま」というペンダントを授けられます。

これに生命力の根源とされる清めの光「真光」が受信され、その力が所有者に与えられるとされています。

 

また、真光系教団の教義には「火の洗礼」というものがあります。

これは、神が汚れた人類を大みそぎするというもので、大地震・大爆発・大洪水などの自然災害、核戦争・最終戦争があると信じられています。

「火の洗礼」の予言は、オイルショック以降の世界の終末を恐れる若者たちを、教団に惹きつけました。

真光系教団は、珍しく若者の参加の多い新宗教として、一時期注目されていたこともあります。

ノストラダムスの大予言で世界の終わりとされた20世紀末が過ぎた後は、予言の求心力は低下していきました。

 

真光系教団は危険?

真光系教団が危険と言われる理由は、「真光の業」と呼ばれる手かざしによって、代替医療としてしまうところにあります。

病気の予防や、早期治療などの医療を排除して、手かざしだけで治そうとするということです。

医学的な治療をせずに手かざしのみに頼ったために、死亡するという悲しい事例も起きています。

ただ、信者の中には手かざしによって病状が良くなったという人もいるので、一概に危険とは言えません。

客観的に見ると、手かざしだけに依存するのは危険ではないのかと思わざるをえませんが…

 

真光系教団に入信している芸能人

真光系教団に入信していると噂されているのは、以下の方々です。

信者一覧

  • アントニオ猪木(元プロレスラー)
  • 長嶋茂雄(元プロ野球選手)
  • 北大路欣也(俳優)
  • 勝野洋(俳優)
  • 岡部まり(タレント)
  • 石原伸晃(政治家)
  • 鳩山由紀夫(政治家)

アントニオ猪木さんに関しては「崇教真光(現代のこころ)」に本名の「猪木寛至」として掲載されているので、信憑性が高いと言えるでしょう。

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ご本人が公表している訳ではなく、噂のものも含まれます。

真光系教団には分派が多いので、芸能人に多くの信者がいても不思議ではありませんね。

 

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まとめ

現在は、教義にそれほど差はないものの分派が多く、まとまりがないように見えてしまう真光系教団。

一時は、気軽に参加できるために若者も多くいましたが、同時に抜けるのも簡単なため、組織の勢力を保ち続けるのが難しいという側面もあります。

宗教には、どうしても悪い口コミがついてしまうものです。

実際に入会してみないとわからないことが多いのも、また事実です。

一概に危険とも言えないので、宗教との付き合い方はご自身で判断しましょうね。

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