キリスト教まとめ

十字架の持つ意味とは|アクセサリー使用時の注意点まとめ

十字架 アクセサリー 意味

現在、日本国内で「十字架アクセサリー」は定番のファッションアイテムとなっていますよね。

しかし、ファッションとして「十字架」を取り入れる国はあまり多くはなく、外国の方からすると違和感が大きいようです。

 

それは・・・

十字架と聞いて真っ先に連想される「キリスト教」が関係しています。

 

詳しくは後述しますが・・・

2007年に行われた調査では『“単なるデザイン”として取り入れていることが多い』という調査結果も出ています。

 

十字架アクセサリーをおしゃれとして身につけることは宗教的に問題はないのでしょうか?

今回は「十字架のもつ意味」と「十字架アクセサリーを身につけることについて」宗教的な部分を含めてお伝えしていきます。

ということで、
十字架の持つ意味とは|アクセサリー使用時の注意点まとめ
をお送りします。

 

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十字架が持つ本当の意味

十字架の持つ本当の意味を歴史をひもときながら再確認していきましょう。

 

十字架とイエス・キリスト

本来、約2000年前まで十字架は処刑のための道具でした。

それも、最も残酷な方法とされており、大きな罪を犯した者がはりつけにされ苦しみの中でこの世を去っていったのです。

 

では、なぜそのような残酷な道具が現在では信仰のためのアイテムとして使われているのでしょうか。

十字架に対する考え方は「キリスト」が深く関わっています。

 

教えを広めていただけで罪のないキリストは、彼を恐れた律法学者たちの手によって処刑されることになってしまいました。

十字架にかけられ、キリストは刑を受けます。

 

「すべての人間には罪がある」とされていた時代に、キリストは『いけにえ=身代わり』となって死んだ。

このことによって、神は人々の罪を消し去り、永遠の命(=天国への切符)を許したのです。

つまりキリストを信仰することは、キリストの「愛」と「ゆるし(=救い)」を受け取ることとイコール関係になりました。

 

キリストの死後3日目、彼は命を取り戻します。

現在でも有名な「キリストの復活」ですね。

 

人々の罪のために死なれた彼が生き返った。

このようなことから聖書では「イエス・キリストは神であり、人である」と綴られています。

>>>キリスト教【教派(宗派)の違いまとめ】歴史からみる成り立ちとは

 

愛のシンボルに

十字架はキリストが人々の罰を受けてくださった場所だったことから、十字架は救いの象徴・命の源泉・永遠の希望・愛などを示すものとなりました。

現在でも、キリスト教の教会シンボルや礼拝時のアイテムとして使用されており、お守り代わりに持ち歩くクリスチャンも存在します。

 

十字架を日本の物で例えると・・・

無宗教が多い日本人にとっては、クリスチャンの人は「十字架ネックレスをつけている」というイメージがある方もいるのではないでしょうか。

人によっては「私はクリスチャンです」という意志表明のために身につける方もいますが・・・

 

私たち日本人に身近なもので解説すると・・・

『十字架は日本でいう数珠』です。

 

数珠を常日頃から身に着けているのはお坊さんくらいですよねw

外国人が「ジュズー!ソークール!!」って数珠をネックレスとかブレスレットとして利用していたら・・・

怪訝な顔をしてしまいますよねwww

 

日本人が十字架を身に着けるということは、そういうことなのです。

 

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十字架に対する日本人の意識

十字架のシンボルとしての意味合いを確認してきましたが、今度は日本人における十字架のイメージを確認していきましょう。

 

おしゃれ意識

2007年に行われた『若者のアクセサリーに対する意識とファッションとの関係』の調査結果によると・・・

”古代からある十字架、ドクロ、植物、動物モチーフの意味認識は、ほとんどの対象者が知らないと回答した”

“現在は(十字架などのモチーフアイテムを)所持していても意味は意識されず、デザインの一部としてとらえているようである”

出典:椙山女学園大学研究論集 『若者のアクセサリーに対する意識とファッションとの関係』

という結果が記録されています。

無宗教が多い日本国内では「信仰心」よりも「ファッション」意識の方が強いということですね。

おしゃれとして身につけている若者のほとんどは“十字架の意味”や“宗教的観点”は理解していないようです。

 

しかも若者に対する調査と言いながらも、すでに10年以上も前の調査です。

現在では、よりオシャレ寄りの意識へと変化しているのではないでしょうか。

 

日本で十字架アクセは大丈夫?

結論から言うと・・・

日本では十字架をモチーフとしたアクセサリーが浸透しており、身につけること自体に問題はありません。

洗礼を受けて信者となった人でもアクセサリーとして身につけている方もいるようです。

 

ただし、国内でもキリスト教徒の方は多いです。

人の純粋な信仰心を逆なでする可能性があるため、キリスト教やクリスチャン、十字架の意味などは知っておくと良いでしょう。

 

海外渡航時は注意

日本国内では、さして問題はないのですが・・・

注意が必要となる場合として『海外への渡航時』があげられます。

 

外国人のキリスト教徒からすれば、十字架を「ファッション」としていることに違和感を感じる人は多いです。

十字架アクセサリーについて調べると「クロスネックレスをつけていたら『キリスト信者ではないのに何故つけているの?』と聞かれた」というような体験談がたくさん出てきます。

 

多くの国では『十字架を身につけていること=自分はキリスト教徒だ』ということを周りに伝えるための行為とみなされます。

また、反キリスト教文化が強い国に行く場合はトラブルになる可能性が極めて高いため、要注意したほうが良いでしょう。

オシャレで身を滅ぼしてしまって笑えませんよね。

 

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まとめ

今でこそ、日本国内の教会や教徒のみなさんは「アクセサリーとして十字架が浸透している」ということを知っています。

クロスアクセサリーを身につけること自体は問題ありませんが、つけているときの「意識」が大切です。

キリスト教を信仰している方や外国人の方とは、十字架に対する感じ方が異なるということを頭に入れておき、時と場に合わせてファッションを楽しみましょう!

 

日本には職人さんがつくる素敵なクロスアクセサリーがたくさんありますが・・・

十字架の意味や歴史を知っていると、また違った魅力が出てくるかもしれませんね。

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