キリスト教まとめ

神父と牧師の違いは?【教派(宗派)が全く違う!!】結婚式に居るのはどっち?

牧師 神父 違い

 

あなたは『神父と牧師の違い』ってご存知ですか?

『どちらも同じものじゃないの?』

私もそう思っていました。
けど調べてみると両者には明確な違いがあることがわかったので、今回は神父と牧師について説明したいと思います。

それでは、
神父と牧師の違いは?【教派(宗派)が全く違う!!】結婚式に居るのはどっち?
をどうぞ。

 

スポンサーリンク

 

 

神父と牧師とは?

よく似たイメージの神父と牧師ですが、両者は明確に違います。

両者の関係はキリスト教の『教派』に注目すると説明することができます。

※一般的には『宗派』と言いがちですが、リキスト教の場合、正確には『教派』といいます。

神父とは『カトリック/東方正教会での通称』です。
正式名称は【司祭】といいます。

 

キリスト教 宗派 違い
キリスト教【教派(宗派)の違いまとめ】歴史からみる成り立ちとは

  宗教というと多くの人が思い浮かべるのが、『仏教』と『キリスト教』で ...

 

本記事では、一般的に慣れ親しんだ『神父』という通称で説明させて頂きます。

神父とは聖職者の職位の1つです。

英語はFather(司祭はPriest)です。

 

一方、牧師は『プロテスタント系の教派での名称』です。

『牧師』は正式な職名になります。

 

プロテスタントには神父はおらず、また牧師は聖職者ではなく、教役者と呼ばれています。

英語ではPastorと呼び、日本だけでなく、海外においても神父と牧師は別のものとして区別されていることが分かります。

 

『聖職者と教役者って何が違うの?』という疑問の答えについては、次項にて説明します。

 

ちなみに『牧師』と聞くと『牧場で働く人』を思い浮かべる人もいると思います。

私がそうですから(笑)

ただ、このイメージは間違ってはいません。

もともと『牧師』という名称は、イエスが自らを『羊飼い』と言っていたことに由来します。

 

聖職者と教役者

宗教観念が低い日本人からすると、宗教団体に所属し、その団体の仕事をしている人は、みんな『聖職者』と考えがちですが、キリスト教において、それは間違いです。

聖職者とは、単なる信者ではなく、宗派の教えをよく理解し、各宗教団体等に入門し、然るべき知識や作法を身につけ、団体で認められて初めて、聖職者と呼ぶことができます。

 

『やっぱり、宗教団体に所属し、その団体の仕事をしている人は、みんな聖職者じゃん』

そう思ってしまうかもしれません。

 

ですが、カトリックや東方正教会なら正しいのですが・・・

キリスト教の教派の中でもプロテスタントに属する教派の場合、これは大きな間違いです。

 

これにはプロテスタントの思想が大きく関わっています。

そして神父と牧師の位置付けの違いは、プロテスタント独自の思想に由来しています。

 

プロテスタントの思想

聖職者と教役者の違いについて理解を深めるために、プロテスタントと、その他教派の思想の違いについて簡単に説明します。

 

プロテスタントはカトリック教会から分派した教派です。

この分派騒動は現在では宗教革命とも呼ばれています。

 

プロテスタントの思想の1つに【万人祭司】というものがあります。

これはすごく噛み砕いて言ってしまえば、『神の元では皆、平等』という思想です。

 

宗教革命が起こるまでのキリスト教は、階級社会で、その中のエリートが『聖職者』であり、カトリックにおけるトップは『法王』です。

 

しかしプロテスタントが主張する『万人祭司』という思想の元では『聖職者だけが神と繋がる選ばれた人々ではなく、全ての信者が選ばれた人』ということになります。

そのためプロテスタントには『聖職者』という立場はなく、代わりに人々の代表として『教役者』という立場を設けています。

 

わかりやすいイメージでいうと、聖職者とは国会議員であり、教役者とは学校の先生といったところでしょうか。

議員はある程度の権力を有していますが、教師は特別な権力は持っていません。

けど人々にモノを教える立場ですよね。

 

このような思想がもとになっているため、プロテスタントは特別な存在の『神父』ではなく、『牧師』という職が存在しているのです。

 

この辺の解釈は、日本仏教における浄土真宗の考え方にも通ずるところを感じますね。

 

浄土宗と浄土真宗の違い
浄土宗と浄土真宗の違い|見分け方は髪と葬式と戒名と

  日本の仏教13宗の中でも、よく似た名前の『浄土宗』と『浄土真宗』 ...

 

神父と牧師の違い

神父と牧師は、教派間の思想の違いが生んだ職業です。

そのため、両者にはいくつか違いがあります。

 

性別

神父になるためには、いくつかの制限があります。

その最も大きい要素の1つが【性別】です。

 

具体的には神父になれるのは男性であり、女性は神父になることができません。

女性が聖職者になった場合はシスター(修道女)になります。

 

一方、牧師の場合は女性でも牧師になることができます。

 

服装

両者共に、普段着と祭事などの際の正装があります。

教派によって多少異なりますが、一例を説明します。

 

普段着

  • 神父・・・詰襟で足元まである黒い学生服のような服装(スータン)
  • 牧師・・・白シャツで基本スーツ

 

祭事

  • 神父・・・スータンの上に白い薄手のガウン(アルバ)を羽織り、さらにストール(ストラ)を羽織り、さらにさらにマント(カズラ)を羽織る
  • 牧師・・・スーツにガウンやストールを羽織ることもある

 

神父さん重ね着し過ぎですね・・・

 

教派によって服装は様々ですが、どちらかというと神父の方がよりフォーマルな恰好をしている印象です。牧師の中には私服という人もいるようです。

 

結婚

基本的に神父には結婚が認められていません。

教派によっては結婚している神父もいますが、そのようなケースは、『神父になる前に結婚している』ケースが殆どです。

司祭(神父)という職に就いた後に結婚することは基本的にはできません。

 

一方、プロテスタントの牧師には結婚は認められています。

牧師はあくまで『信者の代表』という位置づけのため、一般人と同じように結婚の権利が認められています。

 

やっぱり、『あくまで俗人であるという考え方』の浄土真宗に近しいイメージを持つなぁ。

浄土宗と浄土真宗の違いとは【南無阿弥陀仏】に秘められた思い

 

スポンサーリンク

 

結婚式で前にいるのは神父?牧師?

日本人の多くは無宗派、正確には無自覚の仏教徒であることが多いため、日常生活の中でキリスト教に触れる機会は多くはありません。

 

そんな日本人でもキリスト教に触れる機会があるとすれば『結婚式』ではないでしょうか?

私も、30を越えると、これまでに沢山の結婚式に参列してきました。

 

皆さん様々な結婚式でしたが、私がいった結婚式の殆どが教会(チャペル)での結婚式でした。

教会の場合、新郎新婦とあと1人、知らないおっさん(笑)が立っていることが多いです。

 

ここまでの説明を聞いていると、『このおっさんは神父なの?牧師なの?』と疑問に思う人も多いはずです。

この答えは・・・

『教会の教派による』というのが正解です。

カトリック教会などの場合は神父、プロテスタントの場合には牧師です。

 

ただカトリック教会の場合は、信者以外は挙式を挙げられないことが多いようなので、日本人の結婚式の多くはプロテスタント系です。

つまり『牧師であることがほとんど』と思って下さい。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

よく似ているようで実は違う、神父と牧師。

ただまとめてみると、総じて神父の方が決まり事が多く、様々な制約があることがわかります。

一方、大衆の代表である牧師はどちらかというと、ゆるい感じなのかなといった印象です。

 

神父ではなく牧師という言葉を使うのは、プロテスタントの思想が大きく関係しているので、『どちらも一緒』としてしまうのではなく、しっかりと使い分けることが大事ですね。

 

ちなみに私の結婚式の時には、牧師が聖書の言葉(英語だから何いってるかわからん)を読み、カタコトの日本語で誓いのキスを促されました。

そして挙式が終わった後に、牧師にお礼を言いに行くと・・・

 

めっちゃ流暢な日本語でお祝いの言葉を貰いました。

 

カタコトの日本語は演技なんかい!!

雰囲気を出すためにカタコトだったらしいです(笑)

-キリスト教まとめ
-, ,

Copyright© ワールドセクト , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.