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神慈秀明会の教えが危険でやばい!?過去には異常な勧誘活動も…

「神慈秀明会」という新興宗教団体をご存知でしょうか。

現在はあまり名前を聞かないかもしれませんが、過去には様々な活動で信者を増やそうとしていた宗教です。

そのため、教団の外側からだけでなく、教団内部からも批判が出ているとか。

何やらやばそうな宗教ですよね。

今回は、神慈秀明会はどのような宗教団体なのか、そして何がやばいのかについてまとめました。

 

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神慈秀明会とは

  • 立教:1970年
  • 教祖:岡田茂吉
  • 開祖:小山美秀子(みほこ)
  • 信者数:35万人
  • 本部:滋賀県甲賀市信楽町

神慈秀明会(しんじしゅうめいかい)は、世界救世教の分派教団の1つです。

世界救世教の教祖である岡田茂吉が死去すると、独立する者が多く出ました。

その中でも最大規模の団体が、神慈秀明会です。

教祖と開祖について

神慈秀明会の教祖は、世界救世教の教祖である岡田茂吉としています。

信者は「明主様(めいしゅさま)」と呼びます。

開祖は、神慈秀明会の前身の世界救世教秀明教会の会長であった小山美秀子です。

信者は「会主様(かいしゅさま)」と呼びます。

開祖の美秀子と、初代会長の荘吉(美秀子の長男)の2本柱で教団を教導し始めました。

現会長は、美秀子の長女である弘子となっています。

3つの聖地

神慈秀明会には、本部を含め3つの聖地があります。

聖地

  1. 聖地「神苑(みその)」:滋賀県甲賀市信楽町(地上天国の雛型)
  2. 水の聖地「黄島」:瀬戸内海国立公園内(青少年育成が目的)
  3. 土の聖地「クレストン」:アメリカ・コロラド州(国際交流センター)

神慈秀明会には、「おひかり」と呼ばれるお守りを授かることで入信することができます。

おひかりは、世界救世教でも「浄霊」と呼ばれる手かざしの儀式をするための必須アイテムです。

神慈秀明会のおひかりは、絹の外袋に入ったお守り状の物です。

取り扱い上の規則を破ったり、粗相を行うと「お詫び」または「ご焼却」と呼ばれる状態になります。

そして、一定期間浄霊ができなくなるといった厳しいペナルティがあるようです。

 

神慈秀明会の活動と教え

基本的な教義は、世界救世教のものを継承しています。

ただ一方で、岡田茂吉の記した教義の内、5%にも満たない量しか信者には公開していません。

信者は教祖の経歴や評伝、思想や功績などをあまり知らないのです。

強力なカリスマ性と強い布教指導力を持った美秀子や荘吉が、教祖以上に大きな影響力を発揮していることがわかります。

 

さらに「離脱の神意」という教義があり、世界救世教という宗教がいかに劣悪で、教祖の意志に反した団体であるかを説いています。

そして世界救世教と神慈秀明会を比較し、神慈秀明会や美秀子、荘吉がいかに素晴らしい存在かを説いているのです。

神慈秀明会の信者は、それぞれを比較検証する術を持っていなかったので、美秀子や荘吉を信じるしかありません。

これでは、一種の洗脳のようですよね。

芸術活動と呼ばれる教え

神慈秀明会では、主に以下の3つの芸術活動を行っています。

芸術活動

  1. 浄霊
  2. 秀明自然農法
  3. 美による感化

「浄霊」とは、体と心と精神を浄める癒しの祈りで、手かざしの宗教儀式です。

「秀明自然農法」とは、土や人の体を健康にすることにより、持続可能なライフスタイルを提唱するものです。

元々は岡田茂吉が提唱した農法ですが、神慈秀明会では「秀明自然農法」と名付けて実行しています。

「美による感化」とは、美しいものに触れ、感性を豊かにすることで、人々の情操を高めることです。

神慈秀明会の宗教活動

神慈秀明会には決まり事が多く、信者の信仰生活は以下のようになっています。

注意ポイント

  • 朝夕の礼拝
  • 浄霊
  • 聖教書の拝読
  • 日参(にっさん):本支部出張所への参拝
  • 奉仕:参拝所の清掃や事務などの手伝い
  • 秀明紙勉強会:毎月1日に発行される会報「秀明紙」を勉強するための会
  • 献金:教団の活動を経済的に支援

現在の神慈秀明会には会費制度が存在せず、秀明紙勉強会に参加することをもって会費の代わりとされています。

その分、献金を行うことで魂が向上し、奇跡が起こり、不幸が幸福に変わっていくとされています。

 

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神慈秀明会はやばい?

では、実際に神慈秀明会の何がやばいのでしょうか?

その理由を、以下の3つにまとめました。

ポイント

  1. 旧体制時代の活動
  2. 脱税や不正なお金の流れ
  3. 教団施設建設に対する反対運動

順番に見ていきましょう。

1.旧体制時代の活動

神慈秀明会は世界救世教から独立後、小山家流の独自の方向に大きく変わっていきます。

教祖(岡田茂吉)の影響が強い他の世界救世教系教団とは、異質な教団に変化していくのです。

そして、内外から多くの批判を浴びる旧体制(1970年の独立から1996年末まで)と呼ばれる時代を生み出します。

旧体制では、活発な布教活動を行うことで信者数を大幅に増やしました。

時には非常識化した布教活動や献金活動が、様々な社会問題を起こしています。

特に有名なのが、路上や駅前で「あなたの健康と幸せをお祈りさせてください」という声かけや、浄霊活動です。

旧体制では以下の活動に対し、それぞれ厳しいノルマが設定されていました。

  • 参拝(大祭などへの参拝人数)
  • 布教(年間の入信者)
  • 献金(本部神殿や美術館建設のための資金)

また、8月には1か月間合宿して信者が布教活動を行う「夏期布教」というイベントが行われました。

そのため、毎年8月になると仕事を辞めたり、学校を辞めたり、家事を放棄して離婚に至ったりということが相次いだそうです。

 

そしてついに1996年末、上記のような非常識な行動が、当時竣工間近だった美術館建設に影響が出てしまうことになります。

そこで、現会長の弘子により1997年からは新体制に変更され、旧体制は終わりを告げます。

新体制では、ノルマ達成の風潮はなくなりました。

現在は神慈秀明会に入会するには、教団信者による紹介による布教が原則となっています。

しかし、神慈秀明会は責任の所在を明確にしておらず、正式な謝罪や補償などをしていないそうです。

教団は、旧体制時代の存在を反省するどころか無かったことのようにしているとも見れますね。

さらに、旧体制時代式の行動をいまだに改めない者がおり、教団としてもそういうものに注意を促す体制が無いのも問題となっています。

急にやり方を変えろと言われても、信者側はなかなか納得できないのかもしれませんね。

2.脱税や不正なお金の流れ

2006年、相続税など計約16億円の申告漏れや、施設工事に絡んだ1億円の不正なお金の流れがあることが発覚しました。

さらに小山家では、信者の「自己放棄」による献金から約50億円もの個人資産を形成していたことが発覚したのです。

自己放棄とは、信仰のために自分の都合や仕事や学業などの事情、さらには命までを放棄することです。

旧体制時代は、自己放棄を行うことが誇りとされ、大いに推奨されていました。

教団に莫大なお金が集まったのは、信者が無理な借金をしてまでの献金活動を行っていたからです。

さすがに借金をしてまで献金をするというのは驚きですが、厳しいノルマを達成するために、必死だったのかもしれません。

そういった信者の心理を逆手に取り、莫大な資産を築いた小山家は、恐ろしいですね。

3.教団施設建設に対する反対運動

神慈秀明会の教団施設建設において、住民からの反対運動が何度か発生しています。

1995年、長野県松本市における最初の建設反対運動がきっかけとなっています。

この反対運動が功を奏し、建設阻止にいたったドキュメンタリーは、書籍として出版までされています。

その後も、何度か建設反対運動が起きています。

当時は非常識な布教活動が活発に行われていた時期なので、自分の家の近くに大規模な新興宗教団体施設が建設されるとなると、良い気持ちはしませんよね。

 

神慈秀明会に入信している芸能人

神慈秀明会に入信していると噂されているのは、以下の方々です。

  • 吉沢京子(女優)
  • 谷沢健一(元プロ野球選手)
  • 林真理子(小説家)

あくまで噂であり、ご本人が公表している訳ではありません。

過去にはあの手この手で信者を増やしていた神慈秀明会なので、芸能人に信者がいても不思議ではありませんね。

 

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まとめ

過去の非常識なほどの勧誘活動などから、危険と思われがちな神慈秀明会。

現在はそういった行動もなくなり、本部は信者のみの参拝と制限されていたりと、やや閉鎖的なところがあります。

ただ、美術館は一般の方でも見学できますので、興味がある方は行ってみると良いかもしれません。

信仰の自由がありますので入信は自由ですが、きちんと判断してからにしましょうね。

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