使う機会はあまりないものの、社会人のたしなみとして持っておきたい「ふくさ(袱紗)」。
ただ、種類も色もたくさんあるから、選ぶのに手間取ってしまいますね。
頻繁に買うものでもないですし、かといってテキトーなものも選びたくない…。
ということで今回は、男性におすすめの絶対に失敗しない!ベストなふくさ選びをシーン別にご紹介いたします。
ぜひ納得できる一品を選んでくださいね!
あわせてチェック
ふくさはシーンに適したものを選ぼう
キズや汚れなどから中身を守ることで、贈り物を届ける相手に敬意を表すという目的で生まれたふくさ。
結婚式や葬式といった場は、あなたのマナーを周囲からチェックされる場でもあります。
さらにふくさには目的別に色、折り方、渡し方などが決まっています。
最低限でも色や柄を場に合わせておけば大丈夫なので、ふくさを選ぶ前に絶対に覚えておきましょう。
ふくさの色には気を付けよう
ふくさの色は慶事・弔事それぞれに適した色があり、男性が持つふくさは
ポイント
- 慶事にふさわしいふくさの色…赤、えんじなどの暖色系、白、金色
- 弔事にふさわしいふくさの色…黒・グレー、濃紺や深い緑などの落ち着いた寒色系
- 慶弔両用…紫
このようになっています。
とくに訃報はいつも突然ですから、せめて慶弔両用である紫のふくさだけでもあらかじめ手に入れておくと良いですね。
男性用は控えめが好まれますので、ふくさの柄については、無地など落ち着いたものが一番無難です。
ふくさの種類はどう選べばよい?
風呂敷状のものから台付きのものまで、たくさんの種類があるふくさ。
そのなかでも今回は扱い方がカンタンで、スマートな印象が特徴の「金封ふくさ」をおすすめします。
金封ふくさは会場の受付でも取り出しやすく、モノによっては胸ポケットにも入るのでかさばりません。
一方で風呂敷状のふくさは折り方や渡し方などにルールがあり、より厳格な場にふさわしいものになっています。
より一層のマナーが求められる年齢(40代~)になったり、社内で高い地位になったりしたときに購入を検討すると良いでしょう。
結婚式用のふくさ
結婚式には暖色系、白系のふくさが適しています。
慶び事ですからふくさの柄についてはあまり気にしなくても大丈夫。
必ずふくさのサイズを確認して、そのあとで祝儀袋を用意してくださいね。
中身の祝儀袋の入れ方は、右開きになるようにしてください。
慶事に間違いのないシンプルな赤のふくさ
まずは慶事用として間違いのない、赤のふくさをご紹介します。
素材はレーヨン100%なので肌触りもよく、無地でシンプル。
慶弔両用としてすでに紫を手に入れた人が、あらためてこの赤を買うことがあります。
なぜかというと「やっぱり祝いの席にふさわしい色が欲しい」からという理由が多いですね!
無地でも存在感のある虹色のふくさ
男性だから、なんとなく…で黒やグレーの渋い色合いのものを選びがちですよね。
でもやっぱり結婚式は華やかな場ですから、明るい色のふくさで雰囲気に合わせたいものです。
こちらの商品は無地ながら明るい色で、お祝いを包むオトナの気遣いが感じられますね。
シックな色合いに桜小紋がアクセントのふくさ
さらに暖色系からえんじ色のふくさを。
抑えられた色合いの本体に、チラリと見せられる桜小紋がとてもオシャレ。
大事な方の門出を祝う、慶びの場にふさわしい色柄です。
正絹・西陣織で高級感ただよう白のふくさ
白系のふくさをご紹介します。
こちらは最高級の正絹がつかわれている、西陣織のふくさ。
同系色で立湧雲という和柄がさりげない渋さを演出しており、永く愛用できる逸品ですね。
葬式用のふくさ
葬式にふさわしいのは黒、グレー、落ち着いた寒色系のふくさです。
故人を見送る最後の儀式ですから、ふくさの柄は無地か落ち着いたものにしておきましょう。
派手なものはNGです。
こちらも中のサイズを確認してから金封を用意してください。
香典袋の入れ方は、左開きになるようにふくさに入れます。
シンプルで飽きの来ない黒のふくさ
葬儀はきわめてフォーマルなシーン。
絶対にハズさない、黒一色のふくさはマストアイテムです。
商品ページには「慶弔両用」とありますが、黒は慶事には向かないので注意してください。
さりげない鮫小紋が絶妙にオシャレのふくさ
黒一色は野暮ったいと感じたら、さりげない柄ものであれば選んでもOK。
和柄の鮫小紋(さめこもん)は自己主張が過ぎず、弔事の場になじんでいます。
ツイード生地で質感のよいグレーのふくさ
黒の次に人気なのがグレー系。
こちらはダークグレーを主体としたツイード生地のふくさ。
黒との対比もあって、フォーマルでありながら、とても洗練された雰囲気です。
黒と紺のスマートなふくさ
控えめの紺色も弔事用として使えます。
こちらは黒と紺のツートンカラー。
野暮さもなく、落ち着いたシャープな印象を与えてくれるふくさです。
数珠入れ・略式数珠・ふくさの三点セット
この三点セットがあれば、あとはスーツを用意するだけ。
急な葬儀に困りません。
数珠入れとふくさのデザインが同じなので、アイテムに統一感が出せるのもポイントが高いですね。
慶弔両用のふくさ
慶弔合わせて使えるふくさは紫を選びます。
末永く使えるように、落ち着いた柄を選ぶと良いでしょう。
- 商品選びで悩みたくない
- 使い分けするのが面倒
そんな時は迷わずこの慶弔両用をオススメします。
きわめてシンプルな紫ふくさ
無地できわめてシンプル、スタンダードな紫一色のふくさ。
年齢や流行に左右されることがなく、慶弔両方で取りまわせるため、ずっと使える一品です。
青海波があしらわれたトラディショナルな紫のふくさ
こちらは紫に和柄の青海波(せいがいは)があしらわれたふくさ。
紫ふくさの難点はほかの人と被りやすいことなので、さりげなくトラディショナルな柄で差別を図りましょう。
おトクな慶弔二枚セットのふくさ
慶事用に金、弔事用に紺の二枚のふくさがセットになっています。
どちらも男性がもっていてもおかしくない、シックなデザインですね。
一瞬でも迷いたくない!という方には良い選択になるでしょう。
職人が作った、一生ものの高級ふくさ
持ち主の品格を上げる、と紹介されるほど貴重なふくさです。
伝統の職人が作った、西陣織でも最高級のワザ「つづれ織り」で作られています。
スーツの胸ポケットに入れられるほど薄く、とてもスマートに持ち運び可能。
あまり買い替える機会がないからこそ、贅沢な逸品のふくさを選んでみては。
まとめ
ふくさは、色も種類もとにかくさまざま。
使う場に適した色や柄を選ぶことが重要です。
ぜひふくさ選びの参考にしてくださいね!