神道の起源は古く、日本の風土や生活習慣に基づき、自然に生じた神観念と言われています。
そのため、神道には確定した教祖や創始者、組織化された教団もありません。
また、信者が従うべき基準として確立されている「正典」も存在していません。
その代わり神道では、「神典」と呼ばれるものが存在しています。
代表的な神典
- 古事記
- 日本書紀
- 古語拾遺
これらの他にも複数の「神典」が存在しています。
今回は、
- 神道を全体的に学べる入門書
- 神典の中でもおさえておくべき「古事記」
のおすすめ本をご紹介します。
初心者でも読みやすい本を集めたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
神道の入門書おすすめ3選
日本人にとって、神の存在は身近なようで、あまり親しみがないですよね。
しかし、神道は日本の生活に深く根付いているんです。
神道を学ぶと、日常に新しい気づきが生まれますよ。
まずは、神道をざっくり理解できる入門書をご紹介します。
1.神道 (図解雑学)
こちらの本は、写真や図を使った説明が多く、初心者でも理解しやすい内容になっています。
初めて神道を学ぶ人にとっては、すんなり頭に入って来るのでおすすめです。
辞典のような作りになっているので、気になった時にさっと調べるという使い方もできますね。
2.45分でわかる!神道――日本人の原点を知る。
続いてご紹介する本も、1つ目の本と同じ著者が書いている本です。
タイトルに「45分でわかる!」とある通り、109ページしかないので手軽に読めますね。
- 初詣
- 七五三
- 合格祈願
これらは多くの人がやっている行事ですよね。
実はすべて、神道に関係した行事なのです。
このように、日常生活にからめて説明されており、理解しやすい本ですよ。
3.神道いろは一神社とまつりの基礎知識
この本は、日本各地の神社を包括する神社本庁が監修しているので、信頼できる1冊です。
Q&A形式で書かれており、初心者にもってこいですね。
神社についての基礎知識が多いので、お参りの前に読んでおくと良いでしょう。
古事記のおすすめ3選
「神道は理解できた!」
という方に次におすすめするのは、神典の中でもまずおさえておくべき「古事記」。
初心者でもわかりやすく、読みやすい「古事記」をご紹介します。
1.愛と涙と勇気の神様ものがたりまんが古事記
こちらの本は、漫画で古事記を学ぶことができます。
古事記は難しいイメージがありますが、かわいい絵で描かれているので、すっと入って来ますよ。
神様の名前は複雑で覚えづらいですが、漫画のキャラクターなら覚えやすいですよね。
文章で挫折した経験がある人は、漫画で読んでみましょう。
2.マンガ面白いほどよくわかる!古事記
続いての本も漫画で描かれています。
最初に紹介した漫画よりは少し硬いように感じますが、それでも読みやすい本です。
Kindle版もあるので、いつでもどこでも読めるのがいいですよね。
漫画だけでなく、解説文もあるので、理解度が高まりますよ。
3.現代語古事記
漫画はちょっと…という方におすすめなのがこちらの本です。
この本はすべて現代語訳してあり、読みやすいのが特徴です。
テレビなどでも活躍している、旧皇族・竹田家に生まれた竹田恒泰さんの本です。
学生時代に1度古事記を読んだけど、挫折した経験がある…
という方でも読みやすいので、ぜひ手に取ってみてください。
まとめ
日本の生活に古くから根付いている神道。
一度はきちんと勉強しておきたいものですよね。
今回紹介した本を参考に、読みやすいお気に入りの本を見つけてみてください。