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六道輪廻の意味を分かりやすく解説|極楽浄土と仏教とは

六道輪廻とは 意味 解説 分かりやすく

 

六道輪廻という言葉を聞いたことがありますか。

  • 言葉はなんとなく分かるけど意味は?
  • そもそもどう読むの?

こんな方も多いのではないのでしょうか。

一見とても難しい言葉に感じる六道輪廻。

実は深い意味が込められているのです。

ということで、
六道輪廻の意味を分かりやすく解説|極楽浄土と仏教とは
をお送りします。

 

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六道輪廻とは

六道輪廻とは仏教の教えの1つ。

どんな意味を持っているのか詳しく見ていきましょう。

 

六道輪廻の読み方

六道輪廻は「ろくどうりんね」と読みます。

※りくどうりんねは仏教語的、辞書的には誤りとなります。ですが、こちらも一般化された読み方ですので普通に変換では「りくどうりんね」と打っても出てきます。

 

輪廻は「輪廻転生」(りんねてんしょう)という言葉などで聞いたことがある方も多いかもしれませんね。

輪廻転生とは死んだ魂がまたこの世に生まれ変わって帰ってくることを言います。

 

対して六道輪廻の「輪廻」もこれと同じ意味を持ちます。

六道輪廻の意味について詳しく見ていきましょう。

 

六道輪廻の意味

六道輪廻とは「6つの世界を、生と死を繰り返しながらさまよい続ける」という意味を持つ言葉です。

これだけを読むとちょっと分かりにくいですが、「六道」と「輪廻」という2つの単語に分けると理解しやすいかもしれません。

 

六道とは、6つの苦しみの世界を表しています。

これらの世界は、生前の行いによって苦しみの度合いが決まるもの。

生前の罪が重ければ重い程、次に行く世界で味わう苦しみの度合いが重くなります。

一方、輪廻とは肉体は滅びても魂は滅びずに、また他のものに生まれ変わるということ。

 

つまり六道輪廻とは、六道という世界の中で生と死を繰り返すことを指します。

 

六道とは何か

では、六道とはどのような世界なのでしょうか。

六道は以下のの6つ。

  1. 地獄道
  2. 餓鬼道
  3. 畜生道
  4. 修羅道
  5. 人間道
  6. 天上道

 

それぞれで苦しみの度合いが変わる世界です。

特に上の3つは苦しみが強く、3つを合わせて「三悪道」と呼ばれています。

 

六道が示す世界とは

六道のそれぞれの世界について、より詳しくみていきましょう。

 

1.地獄道

生前に悪事を働いた人が、死後に最も辛い苦しみを受けるところです。

昔から「悪いことをした人は地獄行き」などと言いますよね。

その「地獄」と同じです。

 

地獄の苦しみは、熱さによるものから寒さによるものまで様々。

数については諸説ありますが、全部で136もの地獄があると言われています。

 

2.餓鬼道(がきどう)

欲深い人が行くとされる、餓鬼のいる世界。

何も飲み食いできないので、常に飢えと喉の渇きに苦しまなくてはなりません。

 

3.畜生道

畜生道は、生前に悪いことをしたために畜生にされてしまう世界。

畜生とは、人間以外の動物を指す言葉のこと。

弱肉強食のため、常に不安と戦いながら生きなければなりません。

 

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4.修羅道

戦いを好む悪神である、阿修羅がいるとされる世界。

争いや怒りの絶えない世界です。

 

5.人間道

我々が生きている人間の世界のこと。

苦しいことだけではなく、楽しいこともある世界です。

六道の中では唯一仏教と出会える世界とされています。

 

6.天上道

人間道よりも苦しみが少なく、楽な事が多い世界。

六道の中では一番楽な世界です。

 

しかし、なんの心配もない極楽浄土とは違い、迷いの世界であることに変わりはありません。

悲しみや苦しみは存在する世界です。

 

極楽浄土に行く方法

お釈迦さまは、この六道輪廻から逃れる為に修行し悟りを開きました。

仏教の真髄がここにあるという訳ですね。

 

では、どうすればこのような苦しみの世界から離れて極楽に行くことができるのでしょうか。

それには「解脱」(げだつ)が必要です。

解脱とは、六道を離れて輪廻の輪から外れること。

二度と再生を繰り返さない状態を指します。

 

六道輪廻から解脱する方法は、悪事を行わず、欲を捨て、穏やかな心を手に入れること。

解脱により六道輪廻を離れ、苦しみの世界から抜け出すことこそが仏教の目的であり、極楽浄土に行く方法なのです。

 

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まとめ

六道輪廻の意味についてお送りしました。

六道輪廻は仏教の大切な教えのひとつです。

知らないと難しく感じてしまう仏教の教えですが、意味を一つ一つ考えてみると意外に理解しやすいものばかり。

欲を消すことは難しくても、日頃から良い行いを心掛けたいですね。

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