「カルト宗教」と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?
「危険」や「怖い」といったイメージがどうしても浮かんでしまうのではないでしょうか。
結論から言うとカルト宗教すべてが危険というわけではありません。
代表的な宗教のイメージが強すぎるのが原因ですね。
ではどの教団が危険で、どの教団が安全なのでしょうか。
ということで、
カルト宗教とは|危険でやばい教団の見分け方はココ!
をお送りします。
カルト宗教の定義
本来のカルトの意味とは「特定の対象(人や物)を崇拝すること、または異端集団」です。
カルトという言葉のイメージが悪いため、カルト宗教=危険という風に捉えがちですが、元々は新興宗教を指す言葉でした。
そして日本では法律で「信仰の自由」が定められています。
カルト宗教を信仰すること自体はまったく悪いことではありませんし、すべてのカルト宗教が危険というわけでもありません。
強烈なニュースを見聞きする機会があると偏見を持ちがちですが、カルト宗教自体の否定はしないでくださいね。
カルト宗教の代表的な団体名
カルト宗教(新興宗教)は、明治以降に成立した宗教を指すと言われているので、膨大な数になります。
仏教、キリスト教、イスラム教などの有名な宗教(伝統宗教)以外はほとんどが当てはまってしまうのです。
その中でも、よく耳にするカルト宗教の例をあげてみます。
これらの団体に限らずですが、大学などでは頻繁に宗教勧誘が行われることもあるようです。
>>>大学で行われている宗教勧誘の特徴|危険な偽装サークルに注意
また宗教団体が管理運営している高校や大学もあります。
高校野球でよく甲子園に出場している奈良の天理高校は天理教、野球部は廃部になりましたが大阪のPL学園もパーフェクトリバティー(PL)教団が運営しています。
KKコンビで有名の元巨人の桑田真澄投手が、ボールにぶつぶつ話しかけたり、「野球の神様」のような発言をしたりしていたのは、宗教の影響のようです。
清原さんの問題との因果関係は・・・分かりません。
他には、創価高校・大学(創価学会)、佼成学園高校(立正佼成会)、幸福の科学学園(幸福の科学)などがあります。
危険なカルト宗教の見分け方
では危険なカルト宗教はどのように見分ければいいのでしょうか。
カルト宗教と呼ばれる新興宗教のうち、本当のカルトを見分ける方法はあります。
「セクトの構成要件10ヶ条」と呼ばれるリストの10項目のうち、1項目でも当てはまればその宗教は危険なカルト宗教です。
- 精神の不安定化
- 法外の金銭的要求
- 住み慣れた生活環境からの断絶
- 肉体的保全の損傷
- 子供の囲い込み
- 反社会的な説教
- 公序良俗の錯乱
- 裁判沙汰の多さ
- 従来の経済回路からの逸脱
- 公権力への浸透の試み
ちなみに創価学会は、10項目すべてが該当しており・・・
フランスなど複数の国で破壊的カルトと扱われているようです。
10項目のうち1項目でもと聞くと厳しいように見えますが、どれもやってはいけないことですので当然ですね。
安全な宗教の見分け方は、上記に当てはまっていない宗教です。
- トラブルや悪いうわさが少ない
- 教団の収益や施設を公開している
- 寄付を煽らない
- 価値観を押しつけてこない
学校を運営している教団(天理教、PL教団、立正佼成会)は、比較的安全な宗教団体に分類されます。
(創価学会は除きますが・・・)
>>>『創価学会と日蓮宗』違いと関係は?お題目【南無妙法蓮華経】に秘められた歴史
幸福の科学については、危険か安全かは賛否があるようです。
天眼美子(清水富美加)さんの出家騒動や大講演会など強烈なイメージはありますが・・・
社会奉仕活動も行なっており寄付金の煽りもほとんどありません。
どう判断するかはむずかしいですね・・・
そもそも既存仏教やキリスト教が真っ白なのか?と問われても、素直にイエスとは言えない話です。
高額なお布施の請求や、寺社内の不祥事(セクハラなど)は、時たま報道されておりますし、何をもって安全として良いのかは難しい話ですね。
まとめ
カルト宗教自体を否定することはありませんが、やはり事件などが起きるとマイナスのイメージが多く残ってしまいます。
もし興味がある場合は、セクトの構成要件10ヶ条に当てはまっていないかどうか必ず確認するようにしましょう。
一度入会してしまうと、簡単に抜けられなくなる可能性もあります。
自分の身を守るためにも、必ず確認しておきましょうね!