大山ねずの神様。
「名前は知っているけど、その実態は知らない」という人が多いかと思います。
一体どのような宗教なのか?
注目していきましょう。
ということで、
大山ねずの命神示教会とは|危険でやばい評判と教え
その実態をお伝えしていきます。
大山ねずの神様とは
宗教法人としての正式名称は『大山ねずの命神示教会(おおやまねずのみことしんじきょうかい)』
※「ねずの」に当たる部分はPC変換不可。
「大山ねずの神様(=命)」を信仰対象とした単立宗教法人で、横浜市で1953年に設立されました。
新興宗教のひとつと言えますね。
公式サイトに目指すべきことについてが書かれています。
一人一人が輝き
温かい家庭
仕合せな社会を実現する~人生を導く確かな指針のある教会~
トップページには「家族」の写真が多く使われており、子供からお年寄りまで信者がいることがうかがえます。
一説によると日本での信者数は80万人以上とのことも・・・
(真相は不明)
信仰対象「ねずの神様」とは
信仰対象は「大山ねずの命(=神様)」
『大山ねずの命神示教会』の祭神となっています。
この「大山ねずの命」
実は代表役員・供丸姫(ともまるひめ、本名:森日出子)の生まれ変わりとされています。
つまり、実在していた教会のトップを「神」として崇めている宗教になります。
・・・一神教で教団トップが神の化身。
これは新興宗教に共通する話と言えましょうか。
幸福の科学も似たような作りになっています。
教義
教義はいろいろありますが、代表的な3つのポイントは「神・仏・人」です。
神の道
朝夕、また事有るごとに神に祈願し、神の教えに沿って生活する
引用元:Wikipedia
入会すると「大山ねずの命」と書かれたお札を自宅に祀り、朝6時・夕方6時の1日2回、そのお札に向かって祈願するという決まりがあります。
このお札は入会時に購入し、その後も毎年買い替えをする義務があるそうです。
唯一神である「大山ねずの命」の教えに沿って信者は生活しなければいけません。
仏の道
故人や先祖に願い事をするのではなく、親、先祖、目上に感謝する心で暮らし、安心感を与える
引用元:Wikipedia
ここでいう仏とは、仏教で言うところの仏様ではなく先祖崇拝を示します。
「神の道」で神へすがりながらも、仏(先祖)への感謝の気持ちは忘れません。
仏は安心感を与えるものと説いています。
人の道
人との調和を保ち、人と支え合って暮らすこと
引用元:Wikipedia
人との調和も大切にしています。
例えば、朝夕に祈願が義務づけられていますが・・・
社会的な予定(仕事など)で時間に間に合わない場合は、その後に行っても許されることになっています。
このように社会に適合して生活することも教えられています。
「神・仏・人・・・これら3つの道に従い、自身の運命を輝かせて正しい人生を導きましょう」というのが教義の中心となっています。
大山ねずの命の危険性
宗教というと気になる大きなポイント危険性の有無ですよね。
他の新宗教同様にさまざまな噂が立つ『大山ねずの命神示教会』ですが・・・
- お金が結構かかる
- マインドコントロールがある
といった話はよく見られます。
入会後にかかるお金
- 入会金(35,000円)
- 年会費(9,600円)
- 神棚などの費用(数十万~)
- 葬儀儀式費用(50万円~)
- 教本代(毎週数百円~)
以上のように日常的にかかる小さなものから、儀式などの大きくかかるものまで何かと出費があるようです。
・・・とはいえ、既存仏教でもこの程度の金額はかかりますから、そこまで飛びぬけてお金がかかる!とは言いにくいですね。
他の宗教では教会内で葬儀をしないところもありますが、『大山ねずの命神示教会』では独自の形式で葬儀をしているのが特徴的です。
マインドコントロール説
教義には「大山ねずの命」について以下のように記されています。
- 大山ねずの命は、我々人間にとって、ただ1人の救世主である。
- 大山ねずの命は、神々を統一している、最高の神である。
- 大山ねずの命、並びに天地八百万の神々には肉体はない。すなわち透明人間である。それゆえに、生もなく死もない、無制限体である
引用元:http://www7b.biglobe.ne.jp/~takabon8160/ooyamanezu-nitirenshoushuu-hashaku.html
「大山ねずの命にすがれば、どんな悪しき因縁でも断ち切ることがことができる」が、「他の神々や仏にお経、お題目を唱えても、また良き教えや善悪の行いをしても、絶対に悪しき因縁は断ち切れない」とする。
引用元:http://www7b.biglobe.ne.jp/~takabon8160/ooyamanezu-nitirenshoushuu-hashaku.html
つまり・・・
- 大山ねずの命を信仰すれば、どんなに悪い因縁でも断ち切ることができる。
- ただしこれは大山ねずの命でなければならず、ほかの教えや善い行いをしてもダメ。
ということ。
要は他の宗教に対しては非常に排他的だというスタンスですね。
こんな風に教えられると・・・
- 「他の宗教は悪」
- 「大山ねずの命だけが自分を良き人生に導いてくれるんだ」
と思ってしまいますよね・・・
これらの点が熱狂的信者をつくりだし、マインドコントロールと呼ばれるまでに至っている原因かもしれません。
寄付や勧誘は?
宗教といえば無理な勧誘や寄付があるイメージがありますが・・・
勧誘・寄付に関しては「人による」ようです。
(これは他の宗教でも同様ですが)
熱狂的な信者から執拗な勧誘をうけたという話もあるにはありますが・・・
大山ねずの命神示教会では争いを避けるよう教えられているため、だいたいの信者は温厚で一度きっぱり断れば問題はなさそうです。
芸能人の信者
芸能人ではありませんが、日本皇族として有名な眞子さまの婚約者である小室圭さん。
その母親・佳代さんが信者として有名ですね。
大きく取り上げられていたので記憶している方も多いのでは?
週刊誌によって明らかになり、結婚延期騒動の原因ともいわれています。
ちなみに小室圭さん自身は信者ではないそうです。
その他の芸能人について色々な噂がありますが、あくまで「噂」であり真意は不明です。
まとめ
大山ねずの神様こと『大山ねずの命神示教会』をまとめると・・・
- 1953年設立の単立宗教法人
- 「大山ねずの命」を信仰対象とした一神教
- 主な教義は「神・仏・人」
- 費用はそれなり
- 他の宗教に排他的
- 執拗な勧誘や寄付は目立たない
- 有名人では小室圭さんのお母様が信者
「大山ねずの神様」というと壮大な神様をイメージしていましたが・・・
教会のトップを神として信仰しているという実態には驚きです。
体罰などを推奨するような団体ではないようですが、他の宗教に対し排他的な側面もあるため、良し悪しは一概には言えませんね。
入会の判断は自身できちんと考えてからにしましょう。