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僧侶になる方法|特別な資格取得は必要か

僧侶 資格取得

 

「僧侶になりたいけど、どうすればなれるのだろう?」

お寺の子どもとして生まれていたり、学生時代からお坊さんになることを目指して仏教系の大学に進学していたりしないと、僧侶になる方法はピンとこないですよね。

 

はたして僧侶になるためには特別な資格取得が必要なのでしょうか。

普通のサラリーマンでも働きながら通信教育などで僧侶の資格を取得して、僧侶に転職ことができるのでしょうか。

本記事では、僧侶になるための方法についてご紹介したいと思います。

ということで、
僧侶になる方法|特別な資格取得は必要か
をお送りします。

 

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僧侶(お坊さん)になる方法

結論から申し上げますと・・・

僧侶になるために特別な国家資格は必要ありません。

「僧籍(そうせき)」という身分を与えられれば、僧侶になることが可能です。

 

ではどうすれば、この『僧籍』を取ることができるのでしょうか。

 

僧籍を取得するための流れ

宗派によって期間や修行内容など違いはありますが、共通の流れは以下の通りです。

  1. 尊敬するお坊さん(師僧)を見つけ師弟関係を結ぶ
  2. 得度(とくど)と呼ばれる儀式を受ける
  3. 道場やお寺で修業を受ける
  4. 試験を受け、合格する

サラリーマンなど僧侶と縁のない一般の方が僧侶になる場合は、最初の師僧探しこそが最大の難関ポイントとなりますね。

僧侶の親族であれば、親や親類に師僧になってもらえればよいので問題ありません。

 

師僧が決まった後は、得度の儀式を受け実際に修業をすることになります。

 

仏教系の大学で知識を得る

僧侶になるためには、仏教の知識が必須になります。

実際に若いうちから僧侶を目指す人は、仏教系の大学に進学し知識を深める人がほとんどです。

 

ここで『仏教系の大学』と一言で言っていますが、大学によって宗派が異なってきます。

有名どころで言えば・・・

  • 駒澤大学:曹洞宗
  • 佛教大学:浄土宗
  • 高野山大学:真言宗

などなど大学によって様々です。

さらに浄土真宗は西本願寺か東本願寺かでも大学が異なります。

自分の希望する宗派の大学を調べましょう。

 

通信教育も可能

浄土真宗の中央仏教学院、また各大学などの通信教育により、仏教を学ぶ方法もあります。

経済的な事情等で大学に通うのが困難な場合や、サラリーマンが仕事をしながらでも受講することが可能なのは嬉しいですよね。

 

大学によって異なりますが・・・

『仏教の基礎知識から学習できるコース』や『僧侶資格を得るためのコース』などに分かれています。

※師僧の許可が必要な場合もあります。

 

ご興味ある方は参考してみてください。

>>>中央仏教学院通信教育学部

 

ただし、片手間でできるほど甘くはないので、働きながら学ぶ場合は相応の覚悟が必要になります。

 

お寺で直接修行も可能

宗派、お寺によっては大学や通信教育で学んでいなくても、お寺で直接修行を認められるケースもあります。

しかし、仏教の知識や理解が少ない状態ではお寺に入ることができても・・・

逆に修業期間が延びてしまう可能性も。

 

早く修業をはじめられても、すぐに僧侶になれるとは限りません。

修業の判断は師僧と相談することをオススメします。

 

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お寺での修行内容

僧侶になるための修業は・・・

もちろん宗派によるところも大きいですが、かなり過酷であると言われています。

早寝早起き、掃除、瞑想、お経を読む読経、滝行による水行などといった厳しい修業が待っています。

 

いないとは思いますが・・・

「サラリーマンより楽そうだから」という理由で僧侶を目指すのは決してオススメしません。

 

お寺生まれで生活に慣れているならまだしも、サラリーマンから僧侶の修業をするのは生活が大きく変わります。

文字通り「今までの生活は捨てる」くらいの大きな覚悟が必要です。

 

そう言えば極楽とんぼの山本さんなどは、自身の過ちを改める為に修行に入りましたが、逃げ帰って下山してしまったことが話題に上がったこともありました。

また、元FUNKY MONKEY BABYSDJケミカルが実家のお寺を継ぐために修業、グループは解散になりました。

これらは興味本位や生半可な気持ちだとやり遂げられないという良い例ですね。

>>>世界三大荒行とは【ガチでヤバイ!!】修行内容が・・・

 

最短で僧侶になるには

僧侶になるための流れを説明しましたが、最短で考えると、どのくらいで僧侶になることができるのでしょうか。

こちらも宗派、お寺、地域、師僧、本人の能力などによって違いがあるようです。

 

僧侶になるための「一般的な」期間は存在せず・・・

3年のところもあれば1年、2年のところありバラバラで、中には稀ですが数日という場合もあるみたいです。

 

ただ僧侶の知識については、修業期間が経験として生きるので早く僧侶になるよりも、しっかり修業して理解を深めてから僧侶として認められるのが良いですね。

 

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まとめ

僧侶になるためには特別な資格が必要だと思っていませんでしたか。

決して簡単ではありませんが、お寺の生まれでなくても僧侶への道を開くことは不可能ではありません。

「もしお寺の生まれではないけど僧侶になってみたい!」と思う覚悟があれば、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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