「仏壇を置かなきゃいけない状況に追い込まれてしまった・・・正直置きたくない」
仏壇・・・
『ご先祖様の供養に大切なもの』とは分かってはいるものの・・・
仏壇といえば、重いし、大きいし、スペースもとられて圧迫感が・・・
これらのことから、
「あんな大きなものをどうやって置くんだ」
「仏壇なんていらない!」
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本当に仏壇はいらないのか。
絶対にいらない!と思う場合でも、どうしても置かなくてはならなくなった場合、どうしたら良いのか。
ご一緒に考えていきましょう。
ということで、
仏壇はいらないし置きたくない|どうしても引き継ぐことになった場合
をお送りします。
仏壇がいらない!という理由
仏壇が要らないと思ってる方のベースには、育った環境が大きく関係していることが推測されます。
心のどこかでは『大事なもの』とは分かっているのですが、その上で・・・
「今のライフスタイルには合わない!」という方が多いのではないでしょうか?
この事から考えだされる仏壇不要派の理由は2つ。
- 仏壇が身近ではなかった
- 置き場所に困る
以上のことからです。
詳しく見ていきましょう。
1.仏壇のない生活が当たり前
育ってきた家に仏壇がなく、お墓参りも遠方のため・・・
『先祖供養に馴染みがない』という方が増えています。
この科学的な時代ですから、神様、仏様、ご先祖様に対する信仰というのは人によってそれぞれです。
また「死後」に関する考えも、多様化してきていますからね。
仏壇の必要性を感じない方が増えてくるのは仕方がないことです。
2.置き場所に困る
存在感の大きい仏壇。
急に置くスペースを考えなくてはならいのは・・・
とても大変です。
- 自分の生活空間の雰囲気
- スペース
これらを考えると、「自宅に仏壇を置きたくない」と考えてしまうのは自然なことのように思えてきます。
どうしても仏壇を置かなくてはいけなくなった場合
いくら「仏壇はいらない!」と声高に叫んでも・・・
- 両親が亡くなった
- 親戚から言われた
- 長男だから
様々な理由で家に仏壇を置かざるを得なくなる場合があります。
では、諦めてどデカく古臭い仏壇を家に置かなければならないのでしょうか。
いいえ、実はそんな方にピッタリな仏壇が販売されているのです。
無宗教の仏壇
“仏”壇と言うと語弊があるかもしれません。
正しくは手元供養と言った方が良さそうですね。
ね?
全く仏壇っぽくないでしょう?
これなら遺影を飾るにもおしゃれですよね。
コンパクトな仏壇
かつて仏壇は、より大きく、より立派な物が良いとされてきました。
葬儀や結婚式など「冠婚葬祭にどれだけお金をかけられるか」ということが、ある種のステータスとなっていた時代ですね。
ですが、現在ではお葬式は直葬、結婚式は地味婚など・・・
葬祭費用に莫大なお金を使うことは減ってきました。
そのニーズに合わせて現在では、小さくコンパクトな仏壇もいろいろとあるんですよ。
例えばこういったモデル。
高さ39cm×幅30cmと、非常にコンパクトです。
値段も2万円程度と、お手軽ですよね。
この程度のサイズでしたら、どこか机や棚の上などに置くことも可能ですし、部屋の空間を邪魔されずに済みます。
サイズは様々ありますし、ご自身の生活空間に合わせたサイズの仏壇を選んでみましょう。
家の雰囲気に合った仏壇を
現在、オシャレなお家に合う仏壇も増えています。
モダンなもの、ナチュラルなもの、リビングに置けそうなものなど、ライフスタイルに合わせた仏壇がいろいろとあります。
むしろインテリアとして考えても・・・
非常にオシャレと感じる仏壇も多く販売されています。
一例をあげてみましょう。
たてしま模様がなんともおしゃれでモダンですよね。
閉めてしまえば、ただのオシャレな収納にしか見えません。
この例の他にも様々販売されておりますので、家の雰囲気を邪魔しない仏壇を探してみてはいかがでしょうか。
仏壇は完璧に不要か?
どうしても現在のライフスタイルを基に考えてしまうと不要に思えてしまう仏壇。
ですが、日本人は仏壇を古くから大切に扱ってきました。
現代の生活に合わないからといって、その大切な文化を捨て去っても良いのでしょうか。
仏壇について、あらためて深く考えてみましょう。
仏壇を置く由来と意味
仏教徒の証として仏壇を置く習慣がなくなったのは明治の頃、神仏分離令がきっかけと考えてよいでしょう。
とはいえ、日本人に根差した仏教が人々の暮らしの中から完全に消え失せることはなく、その後も”先祖を偲ぶもの”として長く日本の家に置かれてきました。
仏壇は、大切な先祖や故人を身近な生活空間の中で偲ぶために大事なものとされてきました。
そこには先祖供養だけではなく、自らの家族の無事を祈る場所としての意味合いも大きいです。
このように今でも仏壇を大切に思われている方は多くいらっしゃいます。
昨今、生活様式の変化で薄れつつありますが、本来は仏壇が身近にあるというのはごく自然なことなのです。
こう考えてくると『まるっきり不要なもの』とするのは、やはりどこか心苦しいものを感じますよね。
まとめ
急に押し付けられる形で仏壇を引き継ぐことに・・・
そんな困った事態になっても、小さな仏壇にオシャレな仏壇。
これらの仏壇であったら、むしろ「どれにしようかな♪」と選ぶのを楽しめるかもしれません。
きっとご先祖様も「ハイカラなもんにいれてくれたなあ」と喜んでくれますよ♪
自分のライフスタイルに合った仏壇を選んでみてください。