仏具の中でも比較的馴染みのある木魚ですが、その値段は一体いくらくらいなのか…。
みなさんご存知ですか???
…はい、その通り。
ズバリ「ピンからキリまで」です。
なんでも、最高級品ともなると一番小さいサイズで軽自動車が買えるほどなんだとか…。
ではでは、一般的な木魚ではどうでしょうか?
それも、あまりピンと来ないですよね。
選び方と言ってもよく分からないですし。
そんなあなたのために、今回は家庭用木魚の選び方とオススメの木魚もランキング形式でご紹介します。
という事で
家庭用おすすめ木魚ランキング|最高級品の値段がとんでもない!
をお送りします。
家庭用木魚の選び方
家庭用木魚を選ぶにあたり、大切なポイントをいくつかご紹介します。
木魚の大きさ
一般的な家庭で使用するなら、まず大きさは重要です。
どこに置くのか、きちんとスペースのサイズを測った上で購入した方がいいですね。
木魚の大きさは「尺」「寸」という単位で表されます。
- 一尺=約30.3cm
- 一寸=約3.03cm
余談ですが、元々「尺」という単位は古来中国で使用されていたものです。
そのため、やはり木魚は中国で誕生したという事なのではないかと思います。
えぇ、もちろん確証はありませんが(笑)
話を戻しまして…。
一般的な家庭では五寸、つまり幅15m程度の木魚を使用する場合が多いようです。
しかし、もう少し小さい(大きい)ものがいいという人は、三寸(約9cm)から二尺(約60cm)など様々な大きさのものがあるので、手尺で大きさをイメージし、スペースに合わせて購入しましょう。
もちろん、木魚は1本の木からそのままの形を削り出しますので、大きければ大きいほど値段は上がります。
木魚の装飾・彫刻
木魚には、美しい装飾・彫刻が施されています。
そのデザインは様々ですが、おおまかには以下の種類が存在しています。
- 並彫=二匹の龍がひとつの珠を咥えているさまをデフォルメした装飾
- 上彫=並彫より、少し複雑に曲線などを加えて彫られた装飾
- 龍彫=モチーフは上記の並・上彫と同様ですが、こちらはデフォルメせず細部まで再現した装飾
- 鯱彫=伝説の生き物「鯱(シャチ)」を彫った装飾
一般的に購入出来るのは、並・上・龍彫でしょうか。
値段は並彫が一番安く、順に上・龍彫となります。
龍彫は繊細な彫りに熟練の技が必要なため、職人の腕の魅せ所でしょう。
しかし、その分値段は上がってしまいます。
木魚のブランド
そして最後はブランドです。
木魚にも実は有名なブランドというのが存在します。
最も有名なのが「玉斎」というブランドで、こちらは最高級木魚であり、木魚界のトップに君臨しています。
そのため、価格もトップクラス。
調べたところ、一尺五寸の色付き木魚が…なんと330万円!
一般家庭だけでなく、小さいお寺さんでも手が出ないような気がしますね…。
おそらく、名前のある職人さんが手掛けた工芸品という側面も強いのでしょう。
一般家庭用の木魚であれば、あまりブランドは気にしなくていいと思います。
それよりも、今後の生活のためにも?予算にあったいい木魚を見つける事の方が大事です!
おすすめの木魚ランキング
それでは、おすすめの木魚をランキング形式でご紹介します。
3位:仏縁堂ブランド 龍彫 4寸
2匹の龍が繊細に彫られた見事な龍彫の木魚です。
それゆえ値段は張りますが、この見た目なので4寸でも存在感は抜群。
丁寧な作りでとてもいい音がします。
子どもや孫にまで受け継ぎたい木魚です。
2位:ポクポク木魚
何だか可愛いらしい名前で、おもちゃみたいですよね(汗)
実はAmazonでは実際に「おもちゃ」にカテゴライズされています。
しかし侮るなかれ!
大きさは三寸程度ですが、見た目は本物とほぼ変わらず。
音は本物に比べ少し固いですが、それでも非常に心地のいい音がします。
正直、「自分用」として購入するならこの『ポクポク木魚』で充分ではないでしょうか。
もし使用しているうちに、もっと本格的なものが欲しいと思ったら、その時に本格的な木魚を買う、というのもアリな気がします。
なんたって1000円程度ですから。
1位:滝田商店 白木製 5寸 ふとん・籐柄バイ付き
こちらを販売しているのは、滝田商店という大正2年創業の仏壇・仏具専門店です。
創業100年を越した老舗ですね。
つまり、信頼のおける仏具屋さんが『最も一般的な木魚』として販売しているものです。
何かそれだけでかなり説得力がある気がしてしまいますね。
見た目も、素朴な並彫が美しい白木を際立たせています。
さらに、高級感のあるふとんに鎮座している様子を見ると、こちらも背筋を正される思いです。
見た目、音、値段どれをとっても及第点以上のおすすめ木魚です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
木魚の値段も本当に「ピンからキリまで」でしたね。
種類も色々とあり、迷ってしまいそうですが、その分スペースや値段、用途など自分に合った木魚が選べると思います。
ぜひみなさんも自分に合った木魚を探してみてください。