世界の宗教

イスラム教【宗派の違い】はどこに?成り立ちと歴史に迫る

イスラム教 宗派 違い

 

個人的には【イスラム教】って何だか危険なイメージを持ってしまいます、テロとか色々ありますからねぇ。

でも、よくよく考えると、私はイスラム教について何も知らないんですよねー。

知っていることと言えば、テレビでテロやら何やらって騒いでいることぐらいです(汗)

 

結構、私と同じような人って多いのではないでしょうか?

けどよく知りもしないで、勝手に悪いイメージを持つのもダメですよね。

ということでイスラム教について調べてみました。

 

今回は、
イスラム教【宗派の違い】はどこに?成り立ちと歴史に迫る
をお送りします。

 

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イスラム教ってどんな宗教

日本では『イスラム教』という名称が一般的ですが、正確には【イスラーム】と言います。

ただ本記事では『イスラム教』の表記で統一します。

 

イスラム教はユダヤ教、キリスト教と同じく『唯一神信仰宗教』であり、『アッラー(アッラーフ)を唯一無二の神として、信仰の対象』にしています。

 

ノア、モーセ、イエス、アブラハム、ムハンマドが『五大預言者』と呼ばれ、それぞれが神からの言葉を民衆に広めたと言われています。

キリスト教については知ってる?

 

その中の一人【ムハンマド】によって、イスラム教が広められました。

 

日本ではあまり馴染みのない宗教であるイスラム教ですが、世界的にみるとキリスト教に次いで信者の多い宗教です。

 

イスラム教の二大宗派

イスラム教にも宗派があり、中でも二大宗派と呼ばれる宗派があります。

1つが【スンニ(スンナ)派】で、もう1つが【シーア派】です。

 

それぞれの割合はスンニ派が約90%、シーア派が約10%で、圧倒的にスンニ派の方が多いです。

シーア派がイラン、イラクを中心に分布しているのに対し、スンニ派はそれ以外の中東地域に分布しています。

 

スンニ派とシーア派の違い

さて両者の違いについては、それぞれがどのように分派したのかを知ると理解し易いと思います。

スンニ派とシーア派に分かれたきっかけは、ムハンマドの死後、後継者をどうするかという【後継者争い】でした。

ムハンマドの死後、最初のうちはムハンマドと血縁関係のない人が後継者として『カリフ(代表者)』に選ばれていました。

 

しかし4代目の後継者を選ぶ際に、3代目の息子と、ムハンマドと血縁関係をもつ人物の間で対立が起こりました。

結果としてはムハンマドの血縁者が4代目を引き継ぐこととなったのですが、これをきっかけにスンニ派とシーア派が分かれることとなります。

 

具体的には『ムハンマドの血縁者こそ後継者に相応しいと考える』のがシーア派です。

そのためシーア派の特徴としては【ムハンマドの血縁を重要視している】ことと言えます。

 

一方、スンニ派は、ムハンマドの血縁は重要視しないものの、【ムハンマドがどのような生活を送っていたかを重要視する】ことが特徴と言えます。

この『ムハンマドがどのような生活を送っていたか』は、ムハンマドの言行をまとめた『ハディース』と言うものから読み解かれています。

 

イスラム教の経典は【コーラン(クルアーン)】であることは宗派によらす共通していますが、スンニ派はハディースがコーランに次ぐ教えの1つとして考えています。

 

以上をまとめると

  • 後継者:シーア派はムハンマドの血縁重視/スンニ派は血縁重視しない
  • 教えの源泉:シーア派はコーラン/スンニ派はコーランとハディース

ただ教義に関しては、唯一神であることと、コーランを経典とすることで共通していて、両者に大きな違いはないようです。

 

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スンニ派とシーア派の対立

同じイスラム教の両派閥ですが、これまでにも宗派間の争いは起こっていて、有名なものだとイラン・イラク戦争、シリアの内戦などが挙げられます。

 

これらの対立の原因は、宗派の教義上の違いなどではなく、少数派のシーア派が虐げられてきたということに起因しています。

現在イスラム教徒の大半はスンニ派で、イスラム圏の国々はスンニ派が統治していることが多く、シーア派は度々、虐げられ、シーア派は貧困層となってしまうことが多かったのです。

 

しかしイラン革命が起こってから、イランはシーア派が統治することになりました。

こうなると他のイスラム圏の国々は、『イランが革命を輸出するのでは?』と警戒するようになります。

逆にシーア派は反政府活動を団結して行うようになり、現状を改善しようとします。

 

このようにスンニ派とシーア派は対立し、内戦などの宗教対立を引き起こしてしまうのです。

 

イスラム教とテロの関係

冒頭にも述べたように、イスラム教のイメージに必ず付き纏うのがテロの問題です。

 

このテロを行う組織の大半は『スンニ派』に属しています。

「えっ?世界的に2番目に多くの信者を持つイスラム教徒の9割がスンニ派だから、かなりの数のテロ予備軍がいるの?」

と心配する人もいるかもしれませんが、そうではありません。

 

あくまでスンニ派に属しているだけで、スンニ派全員がそうと言うわけではありません。

【ごく一部】の過激な思想をもったイスラム教徒がテロを行っているだけです。

 

ちなみに、非公式国家であるイスラム国を主張する団体は、もとはアルカイダという集団の一部でした。しかし、あまりに過激な行動にアルカイダからも破門にされています。

 

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まとめ

イスラム教は大多数を占めるスンニ派と、少数のシーア派の2つに、ざっくり大別することができます。

両者の違いは『指導者(カリフ)になるためにはムハンマドとの血縁関係が必要か』や、『コーラン以外の教え(ハディース)を重要視するか』ということです。

唯一神を信仰することや、コーランを経典としていること、コーラン自体の解釈などには大きな違いはありません。

 

またスンニ派とシーア派の対立が内戦などを引き起こすことがありますが、多くの原因は少数派のシーア派が虐げられてきたことに対して反発しているということが言えます。

 

ちなみにテロとイスラム教の関係に関しては、あくまでごく一部のイスラム教徒の行いであるため、『イスラム教徒=やばいという考えは間違い』ですよ^^

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