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仏教知識

お坊さんの呼び方は?【和尚/住職/僧侶】の違い

更新日:

住職 和尚 僧侶 お坊さん 違い

 

 

お坊さんって色々な呼び方がありますよね。

『僧侶』と呼んだり『住職』だったり『和尚』だったり・・・

これらの違いって何かご存知ですか?

 

実は30越えた私も、それらの違いがよく分からないので、とりあえず『お坊さん』と呼ぶようにしています(笑)

ただ、ふと考えると『お坊さん』という呼び方自体が、失礼にあたるのではないかと少し不安になってきました(汗)

 

そこで今回は、
お坊さんの呼び方は?【和尚/住職/僧侶】の違い
をお送りします。

 

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僧侶とは

僧侶とは仏教において、出家した人の総称です。

また正確には僧侶ではなく【僧】と呼びます。

一般的には【お坊さん】と呼ぶことのほうが多いかとは思います。

 

が、どうやら『お坊さん』という呼び方は、やはり少し失礼にあたるかもしれないようです(汗)

もともと仏門に仕える僧が、『丸坊主にしていたことから』、お坊さんと呼ぶようになりました。

 

しかし浄土真宗などでは、普段から坊主にする必要はなく、本来の『お坊さん』の由来からは外れます。

そのため少し間違った呼び方で失礼にあたると考える人もいるようです(汗)

 

住職とは

住職とは【住持職の略】で、寺を持って(管理して)いる僧のことです。

例えるならコンビニの店長のような位置づけでしょうか。

ただコンビニの店長も『店長』と呼んだり、時には『オーナー』と呼んだりするように、宗派によって住職以外の呼称を用いるケースもあります。

 

というか『住職』が一般呼称で、正式呼称は別にあるようです。

例えば浄土宗の場合は『和尚』であるのに対し、同じ浄土系の浄土真宗では『院家・院住・御前・御院』などの呼称を用います。

他にも真言宗の場合には『和尚・方丈・阿闍梨・僧正』などの呼称を用いるなど、様々です。

 

さらに上記は一般の寺の住職を指す言葉ですが、本山の長になると、呼称はその他いっぱいあります(汗)

一般の人からしたら、それらの呼称をしっかり把握することは難しいのですが、せめて自分の宗派の呼び方ぐらいは覚えておいて損はないですね。

 

中には『住職ではなく〇〇で呼んで欲しい』と、お寺側がアピールしているケースもあります。

例えばこちらのお寺では『方丈』と呼んで欲しいとHPで呼びかけてらっしゃいます。

私ども曹洞宗では、住職のことを「方丈(ほうじょう)」と言います。一丈四方の部屋が住職の居間であることから方丈の間の和尚、略して方丈と呼ぶようになったのです。ですから、「方丈様」とか「方丈さん」と呼んでいただいてよろしいのです。というより、そう呼んでいただけるとうれしいです。

引用元:http://www.koushouji.or.jp/mini/archives/18

 

和尚とは

読み方

さて何気に先述している『和尚』ですが、なんて読むかご存知ですか?

『【おしょう】じゃないの?』

私もそう読んでいましたが、実はこれも宗派によって読み方が異なるようです(汗)

  • おしょう・・・禅宗、浄土宗、天台宗など
  • わじょう・・・法相宗、真言宗など
  • かしょう・・・華厳宗、天台宗など

天台宗の場合、存命中は『おしょう』で、亡くなった後は『かしょう』と呼ぶようです。

他にも『和上(わじょう)』や『和(わじゃ)』と呼ぶ宗派もあります。

 

ちなみにwikipediaさんによると

宗派によって書き方・読み方が異なり、一部地域では更に言葉が詰まって「おっさん」「おっさま」(アクセントは頭高型)と呼ばれている。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%B0%9A

 

お、おっさんは失礼だろ、、、(笑)

 

和尚とはどんな人?

『和尚』とは他の僧侶を指導する立場の人に対する敬称です。

わかりやすく言うと『師匠』のような立場の人のことです。

 

また一般的には住職以上の立場の人への敬称として使われているようで、一般の寺の場合は『住職=和尚』ということになります。

 

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他にも沢山ある僧侶の敬称(肩書)

僧には階級があり、肩書きの種類は本当にたくさんあります(汗)

全てを説明する自信もないので、今回は代表的な敬称をいくつか紹介します。

 

上人(しょうにん)

高位の僧に対して使う敬称で、称号でもあります。

 

宗派にもよりますが、この『上人』という敬称を用いるこど出来る【名前には決まりがある】ケースがあります。

例えば日蓮宗の場合は『日〇上人』、浄土真宗の場合は『〇如上人』と言った具合です。

 

以前、浄土真宗について記事をまとめた時に、登場人物が『〇如』という名前ばかりで苦労したのですが、由緒ある名前の付け方だったんですね(笑)

 

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聖人(しょうにん)

上人と同じく高僧に用いる敬称ですが、聖人は宗祖に対して用いられる敬称です。

親鸞聖人日蓮聖人、法然聖人、空海聖人などが挙げられます。

 

大師(だいし・たいし)

『弘法大師』などでお馴染みの『大師』という肩書きは高徳な僧に使われる敬称・称号です。

 

ただ誰でも彼でも大師を名乗れる訳ではなく、朝廷から大師の号を授かる形になります。

現代で言うなれば、人間国宝的な肩書きとも言うべきでしょうか。

 

ちなみに『大師』の号は空海(弘法大師)以外にも贈られていますが、弘法大師の知名度の高さから『大師は弘法に奪われ、太閤は秀吉に奪われた』という言葉も残っています。

 

入道(にゅうどう)

仏門に入った天皇や武士に対して用いる敬称です。

 

私の場合、入道と聞くと何故か『身体の大きな荒々しい人』を想像してしまいます。

テレビや漫画などの影響でしょうか?

ただ、元が武士だったと考えるとあながち間違いではないイメージなのかもしれませんね。

 

三蔵(さんぞう)

西遊記の三蔵法師を思い浮かべがちですが、『三蔵(三蔵法師)』とは固有名詞ではなく、尊称です。

西遊記に出てくる三蔵法師は『玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)』と言います。

 

もともと三蔵とは仏教の聖典のことであり、経蔵(仏の教え)、律蔵(戒律)、論蔵(注釈書)の3つを意味します。

この3つに対して、理解が深く精通した僧のことを【三蔵(三蔵法師)】と呼びます。

わかりやすく例えるなら『教授』と同じような位置づけかと思います。

 

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まとめ

お坊さんにも色々な階級があり、宗派、階級によって呼び方(尊称)も様々です。

『お坊さん』が、少し失礼な呼び方にあたると記載しましたが、中には『お坊さんでも構いませんよ』という方もいらっしゃいました。

というか、1番よく呼ばれる呼び方らしいです(笑)

 

他の呼び方では『御坊様』なんて呼び方もあるようなので、お坊さんより、御坊様の方が失礼にはならないかな、と思います。

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