日蓮宗と別の宗派で日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)というものがあります。
創価学会との因縁を持つ宗派です。
要約は次の通りです。
要約
- 創価学会と日蓮宗には直接的関係はない
- 創価学会はかつて日蓮正宗の関連団体だった
- 日蓮宗と日蓮正宗は思想の違いから分派した
この説明だけだと「日蓮正宗は創価学会と同じく新興宗教系なの?」という印象を受けますよね。
日蓮宗と日蓮正宗の違いについて解説していきます。
日蓮宗とは?日蓮正宗の関係について
日蓮宗と日蓮正宗は、共に日本の仏教の宗派であり、日蓮聖人の教えに基づいています。
似たような名前の2つの宗派。
日蓮宗と日蓮正宗は、元は同じ宗派で、宗旨名は日蓮宗でした。
この記事では、当初の日蓮宗を「元祖日蓮宗」と表記します。
元祖日蓮宗は、日蓮聖人が開いた宗派です。
開宗当初の評判は良くはありませんでした。
その理由は、日蓮聖人の思想にあります。
日蓮聖人は割と過激な思想の持ち主ということもあり、元祖日蓮宗以外の宗派を大っぴらに非難し、元祖日蓮宗こそが「真実の教え」ということを説いていたのです。
日蓮聖人が残した言葉が「四箇格言(しかかくげん)」として今でも残っています。
四箇格言とは
- 真言亡国(しんごんぼうこく)・・・真言宗はダメ
- 禅天魔(ぜんてんま)・・・禅宗はダメ
- 念仏無間(ねんぶつむけん)・・・念仏(浄土系)はダメ
- 律国賊(りつこくぞく)・・・律宗はダメ
日蓮聖人の教えを学んでいた弟子達でさえも、違和感を覚えるほどの他宗派への批判でした。
日蓮聖人が入滅後、元祖日蓮宗を弟子6人が引き継ぐことになります。
現在の日蓮宗の成り立ち
日蓮聖人入滅後、弟子のうち5人は日蓮聖人の少々行き過ぎた思想を緩和しようとしました。
この5人が立ち上げた宗派はそれぞれ独自の発展を遂げました。
しかし、近世の宗教統廃合の動きの中で統合され宗教法人日蓮宗となりました。
現在の総本山は身延山久遠寺です。
独自の発展を遂げた宗派を統合したため、日蓮宗内でも思想には若干の違いがあります。
日蓮正宗の成り立ち
一方、先の5人とは違う思想を持っていたのが、弟子の日興(にっこう)です。
日興は日蓮聖人の教えを第一に考え、5人とは別の思想で宗派を立ち上げました。
立ち上げ当初は日蓮宗富士門流という名称でした。
近世の宗教統廃合の中で富士門流の系譜をたどった宗派も、一度は他の日蓮宗系の宗派との統合がありました。
しかし、政府へ度重なる分派認可願いを出し、1900年に日蓮宗富士派として分離独立が認可されました。
1912年に日蓮正宗という名称になり、政府認可の元、日蓮正宗の宗名を公称するようになったのです。
その後1940年施行の宗教団体法により、政府から再統合の指示がありましたが、解散の覚悟のもと強く訴えかけ、再統合を退けることとなります。
政府認可の独立年から考えると、新興宗教の枠に入ってはきますが、歴史から見れば新興宗教とも言い切れないところがありますね。
新興宗教の定義
新宗教と言われることもあります。
言葉の通り、昔からある伝統宗教に比べて新しい宗教のことを指します。
具体的には幕末・明治維新以降による近代化以後に創立された宗教を新宗教・新興宗教と呼んでいます。
日蓮宗と日蓮正宗の違い
よく似た名前の宗派ですが、明確な違いがあります。
違いは次の通りです。
日蓮宗と日蓮正宗の違い
- 思想
- 教義
- 戒名
- 法華経の解釈
違いを表にまとめました。
日蓮宗 | 日蓮正宗 | |
---|---|---|
思想 | 様々な様式を許容 | 他宗派に批判的 |
本仏 | 釈迦 | 日蓮 |
戒名 | 男:院号、阿号、法号、日号、位号 女:院号、法号、妙号、位号 |
男:院号、日号、法号、位号 女:院号、妙号、法号、位号 |
法華経の解釈 | 本門と迹門は同等 | 本門が重要 |
これだけの違いがあることがわかります。
違いを詳しくみていきましょう。
日蓮宗と日蓮正宗の基本的な教えの違い
日蓮宗と日蓮正宗は、共に日蓮聖人の教えを継承する宗派であり、法華経を最高の経典として重んじています。しかしながら、教義の解釈や実践において違いがあるため、それぞれ独自の特徴があります。
日蓮宗の教えは、法華経を中心に、檀信徒と寺院の結びつきを大事にし、一般信徒の教育や供養等の仏事を行っています。しかし、日蓮正宗では、自分が信仰する本尊や戒律を重視し、他宗との交流や融和を否定することが一部で問題視されています。
また、組織の運営や信者の管理面でも違いがあり、日蓮正宗は総本山大石寺を中心に、厳格なポリシーに基づく運営を行っています。これらの違いから、両者の関係には緊張感が存在しており、寺院や信者間で摩擦が生じることがあります。
思想の違い
日蓮宗自体、様々な宗派が統合されたものです。
宗内でも本尊や儀式なども統一されていないため、いろいろな様式が許されています。
そのため、日蓮正宗の1つである妙通寺の公式HP上では・・・
「日蓮宗は寄せ集めで思いつきの宗派。自分たちこそ日蓮聖人の教えを継承する唯一無二の宗派だ」
といったようなことを、公言しています。
さらに日蓮正宗はかつて関連団体であった創価学会を破門しており、創価学会に対しても敵意をむき出しにしています。
妙通寺のサイトでは、「創価学会に貰った本尊はニセモノです」と断言しています。
妙通寺のサイトを見る限り、しっかりと日蓮聖人の教え(過激な他宗派批判)を受け継いでいますね・・・
本仏の考え方の違い
2つの宗派の違いの1つとして「本仏(根本となる仏)」の考え方があります。
日蓮宗では本仏は釈迦なのに対し、日蓮正宗は本仏は日蓮としています。
日蓮正宗では日蓮聖人を釈迦やキリストと同じく、崇拝の対象と考えていています。
そのため日蓮正宗では、日蓮大聖人と表現しています。
戒名の違い
また戒名のつけ方にも違いがあります。
男性の場合、日蓮宗は「院号、阿号、法号、日号、位号」の形式で付けられるのに対し、日蓮正宗では「院号、日号、法号、位号」の形式で付けられます。
女性の場合は、日蓮宗は「院号、法号、妙号、位号」の形式であるのに対し、日蓮正宗では法号と妙号の順序が入れ替わった「院号、妙号、法号、位号」という形式で付けられます。
法華経の解釈の仕方
他にも法華経の解釈の仕方にも違いがあるとの意見もあります。
法華経は「本門と迹門(しゃくもん)」から成っています。
分かりやすい表現を使うなら本門が前編、迹門が後編となります2部構成です。
日蓮宗は「本門と迹門」の扱いを同等(一致派)と考えるのに対し、日蓮正宗は本門の方が重要(勝劣派)と考えています。
ただ日蓮宗内にも日蓮正宗と同じく勝劣派の宗派があります。
創価学会との関連性
創価学会は、日蓮正宗の教えを元に発展した、独自の仏教団体です。かつては日蓮正宗と密接な関係を持っていましたが、現在は宗派を超越した教育、文化、平和活動を展開し、世界的な影響力を持っています。しかし、創価学会と日蓮正宗は、信仰のあり方や組織の運営について相違が生じ、現在は別々の道を歩んでいます。創価学会は、「自分を磨くこと」と「他人の幸福を願う」という精神性を大切にし、日蓮正宗は、信仰の厳格さを重視しています。
南無妙法蓮華経の意味と重要性
南無妙法蓮華経は、日蓮宗、日蓮正宗、創価学会の教えに共通する、最も大切な題目です。これは、自分や他者の仏性を信じ、願いをかなえるための修行方法とされています。
南無妙法蓮華経の意味は、「自己と他者の救済」と「絶対的な信仰」が重要です。法華経の教えを受け入れ、題目を唱えることにより、人間の持つ無限の可能性と仏性が開花し、幸福な人生を歩むことができるとされています。
これにより、信者は困難に打ち勝ち、人間力を高めることができると信じられており、南無妙法蓮華経は現代の人々にも多大なる励ましを与えています。
日蓮宗の過激な修行
ここまでの流れで、日蓮正宗には若干の「カルト教団的な迫力」を感じてしまったのですが、実は日蓮宗もなかなか過激な一面を持っています。
何が過激かというと、それは「修行」です。
日蓮宗の修行とは
- 世界三大荒行の1つに数えられる
- あまりの過酷さに過去何人も死者が出ており、近年も死者が出ている
- 髭剃り用のカミソリの持ち込み禁止。その理由が自害防止のためという噂あり
3つめはあくまで噂ですが、そんな噂がたつほどの過酷な荒行ということです。
実際の理由は、髭を剃る暇もないためらしいです。
どれだけ激しい修行内容かと言えば…
修行内容
- 修行期間は100日間
- 日蓮宗大本山中山法華経寺大荒行堂に籠りきり
- 午前3時から午後11時まで、計7回の寒水による水行(修行期間は11月~2月)
- 一日の食事は朝夕の2回。梅干しとお粥
- 一日の睡眠時間は2時間
- それ以外の時間はひたすら読経
- 最初の35日間は面会禁止。(以降は5分間の面会許可)
修行を終えた人は髪も髭も伸び放題で、痩せこけた姿になっているそう・・・
平成に入ってからも平成10、12、18年に死者を出すほどの過酷な修行です。
ちなみに私が調べた限り日蓮正宗は日蓮宗のような荒行はないようです。
修行について詳しく
日蓮宗と日蓮正宗の葬儀についての違い
日蓮宗と日蓮正宗の葬儀についての違いは、それぞれの教義や宗派の特徴に基づいています。日蓮宗は、法華経の教えを重視し、日蓮聖人の教えを受け継いでいます。一方、日蓮正宗は、日蓮聖人が立てた宗旨を厳格に守り、南無妙法蓮華経の題目を唱えることを重要視しています。
まず、日蓮宗と日蓮正宗の葬儀の違いについては、本尊の違いが挙げられます。日蓮宗では日蓮聖人が講じた本尊を信仰しており、日蓮正宗では南無妙法蓮華経を題目とする本尊を信仰しています。
また、僧侶による読経にも違いがあります。日蓮宗では、法華経を中心に読経されることが一般的ですが、日蓮正宗では、題目を唱えることが主となります。
その他、葬儀の形式やマナーにも違いが見られます。日蓮宗では一般的な仏教葬が行われることが多いですが、日蓮正宗では厳格な形式が求められることがあります。また、日蓮正宗では数珠や供養に関する細かいマナーが存在します。
これらの違いを理解しておくことで、日蓮宗と日蓮正宗の葬儀に適切に参列することができます。
日蓮宗の葬儀の特徴とマナー
日蓮宗の葬儀の特徴は、その教義に基づいた形式や儀式が行われることです。日蓮宗は、法華経を重視し、日蓮聖人の教えを受け継いでいます。そのため、法華経の教えに基づいた読経やお経が行われることが特徴です。
日蓮宗の葬儀においては、以下のマナーを心掛けましょう。- 葬儀に参列する際は、喪服や喪章を身につけることが一般的です。- 数珠を持参し、適切な方法で使用します。- 法要に参加する際は、僧侶に対して敬意を払い、適切な距離感を保ちます。- お香典や供花は、葬儀に参列する前に用意し、適切な書き方や金額を心掛けます。
これらのマナーを守ることで、遺族や参列者に対して敬意を表し、喪失の意を示すことができます。また、日蓮宗の葬儀では、法華経の教えを理解し、故人の成仏を祈ることが大切です。
日蓮正宗の葬儀の特徴とマナー
日蓮正宗の葬儀は、その教義に基づいた形式で行われます。特徴の一つは、「南無妙法蓮華経」と唱えることです。これは日蓮正宗独自の題目であり、故人の成仏を祈る重要な意味があります。
また、僧侶による読経の際には法華経が用いられ、故人を供養するための祈りが捧げられます。
葬儀に参列する際のマナーとしては、喪主や家族の意向に従い、謹んだ態度で参列し、故人への敬意を示すことが大切です。
具体的には、喪服や喪章の着用、手ずからの線香やお供え物での供養、香典袋の渡し方、葬儀や告別式への挨拶などのマナーを守ることが求められます。
日蓮正宗の葬儀では、数珠を持って拝むことも一般的です。数珠は故人の冥福を祈り、自分自身の成仏を願うための道具ですので、大切に扱いましょう。
香典や供養に関する注意点
香典は故人への最後の贈り物として、僧侶や葬儀委員会への謝礼を込めて渡されます。香典の金額は、一般的に相場が存在しますが、自分の立場や関係に応じて適切な金額を考えましょう。
また、香典袋には自分の名前と住所を記載します。日蓮正宗の場合、香典袋に「南無妙法蓮華経」との言葉も添えられることがあります。
供養については、葬儀自体が故人のための供養ですが、別途、法要や法事に参列することも大切です。これらの中心的な役割を担うのが僧侶であり、彼らによって故人の成仏が祈られます。
葬式での僧侶の役割と選び方
葬式での僧侶は、故人の成仏を祈り、遺族の精神的な支えとなる存在です。彼らは読経や法話を通じて、故人の供養や慰霊を行います。
僧侶の選び方は、まず自分の信仰する宗派に合った僧侶を探すことが基本です。故人や遺族の希望に従い、葬儀が円滑に行われるように配慮されるべきです。
また、日蓮正宗の僧侶を選ぶ際のポイントとしては、経験や信望、寺院との繋がりなどを考慮しましょう。遠方の寺院に所属する僧侶でも、親族や知人の紹介があれば選ぶ価値があります。
最後に、僧侶の費用も考慮して選ぶことが重要です。しかし、あくまで故人のための供養であることを忘れず、適切な僧侶を選びましょう。
日蓮宗と日蓮正宗の寺院と総本山について
日蓮宗と日蓮正宗は、共に日蓮聖人の教えに基づく宗派ですが、教義や本尊などの違いがあります。日蓮宗の総本山は身延山久遠寺で、日蓮正宗の総本山は大石寺です。
日蓮宗は、日蓮聖人が開いたもので、多くの寺院が存在します。一方、日蓮正宗は日蓮聖人の直弟子である日寛和尚が開いたもので、日蓮宗とは異なる教義を持ちます。
日蓮宗の寺院は全国に点在し、参拝や修行を行う場所として利用されています。また、日蓮宗の寺院では、仏事や法要、葬儀などの行事が行われます。
一方、日蓮正宗の寺院では、教義に従った修行や法要が行われます。また、同じく仏事や法要、葬儀などの行事にも対応しています。
どちらの宗派も、日蓮聖人の教えを守り続け、多くの信者に教えを広めています。自分自身の信仰に合った宗派や寺院を選ぶことが大切です。
日蓮宗の代表的な寺院と総本山
日蓮宗の代表的な寺院と総本山は、日本全国に数多く存在しています。その中で特に重要なのが、「本門仏立義務院」である妙顕寺と、「日蓮宗総本山」である日蓮宗総本山法華経寺です。
妙顕寺は、日蓮聖人の生誕地と言われており、観光名所としても有名です。また、日蓮宗総本山法華経寺は、日蓮宗の根本道場として知られており、多くの信者が参拝に訪れる場所でもあります。
これら2つの寺院は、日蓮宗の教えを広める上で非常に重要な役割を果たしており、日本の仏教界において重要な拠点となっています。
また、日蓮宗には他にも多くの寺院が存在し、それぞれが地域に密着した活動を行っています。これらの寺院を訪れることで、日蓮宗の教えや歴史を学ぶことができ、信仰の源となることもあります。
日蓮宗の寺院では、様々な法要やお知らせがあるため、サイトをチェックしてみると地域での活動を知ることができます。
日蓮正宗の代表的な寺院と大石寺
日蓮正宗の代表的な寺院の一つが、大石寺です。大石寺は、日蓮正宗の総本山であり、日蓮聖人の遺骨が安置されていることでも知られています。
大石寺は、日蓮正宗の信者が多く、参拝者も絶えない場所です。そのため、大石寺周辺には宿泊施設や食事処なども充実しており、多くの人々が訪れています。
また、大石寺では、日蓮正宗の教義を学ぶことができる学問所や、日蓮聖人の遺物が展示されている資料館もあります。これらを通して、日蓮正宗の歴史や教えを深く理解することができます。
日蓮正宗の他の寺院も、地域に密着した活動を行っており、信者にとって大切な場所となっています。大石寺やその他の寺院を訪れることで、日蓮正宗の信仰を深め、自分自身の信仰の源を見つけることができるでしょう。
信仰と寺院の関係性
信仰と寺院の関係性は非常に密接であり、寺院は信仰の場であると同時に、信者の精神の支えとなる場所でもあります。また、寺院は仏教の教えや教義を伝えるための場でもあります。
寺院では、信仰の対象である仏像や本尊が祀られており、信者はこれらを拝むことで、自分自身の信仰心を高めることができます。また、寺院では定期的に法要が行われ、信者はこれに参加することで、仏教の教えを学び、自分の信仰をより深めることができます。
さらに、寺院は様々な仏教行事やイベントが行われる場でもあります。これらの行事やイベントを通して、信者は仏教の教えや歴史を学ぶことができます。
また、寺院は地域社会とも密接に関わっており、地域の人々にとっても、精神的な支えや安らぎの場所となっています。そのため、信仰と寺院の関係性は、人々の精神的な安定や、仏教の教えを伝える上で重要な役割を果たしています。
日蓮宗と日蓮正宗を取り巻く問題と破門について
日蓮宗と日蓮正宗を取り巻く問題として、破門が挙げられます。破門とは、仏教において、教義や行為に問題があるとされる信者や僧侶を、宗派から締め出すことを指します。
日蓮宗と日蓮正宗の間では、教義の解釈や、宗教的実践に関する違いがあり、互いに批判しあっていることが問題視されています。これにより、両者の間で破門を伴う対立が発生していることがあります。
破門は、信者の信仰に大きな影響を与えることがあるため、その対応が問題となることも多く、信者や僧侶にとって重大な問題となります。
このような状況を受け、両宗派では、互いに理解を深め、対立を軽減する取り組みが行われるようになってきています。しかし、根本的な解決には至っておらず、今後も破門問題をめぐる対立が続くことが予想されます。
信者にとっては、自分の信仰を守りつつ、他宗派との調和を図ることが求められることでしょう。また、宗派間の対立を超えて、広い視野で仏教の教えを学び、信仰を深めることが大切です。
破門の意味と影響
破門とは、宗教団体が信者に対して行う懲戒処分の一つで、その信者と教団の関係を断ち切ることを指します。具体的には、信者が教義に違反したり、教団のルールを破って行動した場合に、教団から破門される可能性があります。
破門された信者は、その宗教団体との関係が絶たれるため、信仰に関する支援や教育を受けることができなくなります。また、信者同士の交流も制限されることが一般的で、破門された信者と交流を続けると、自らも破門の対象となることがあります。
破門の影響は、宗教団体や宗派によって異なりますが、信仰において重要な儀式や行事に参加できなくなることや、宗教的な救済を受けられなくなることが挙げられます。破門に関する知識は宗教と向き合う上で必要不可欠であると言えるでしょう。
宗教内での葛藤の歴史
宗教内での葛藤は、歴史上多くの教団や宗派において見られます。宗教の教えや解釈に対する違い、教団の運営や指導者の確執などが原因となり、宗教内での紛争が発生することがあります。
例えば、日蓮宗と日蓮正宗は、日蓮聖人が広めた法華経を基本とする仏教の宗派ですが、日蓮正宗は日蓮の教えを正確に伝えていると主張し、日蓮宗とは違いがあるとされています。両宗派の間には、葬式や本尊に関する違いなど、様々な葛藤があります。
また、創価学会と日蓮正宗の関係も複雑であり、かつては日蓮正宗の信者であった創価学会が独自の道を歩むようになり、現在は両団体の関係が断絶されています。宗教内での葛藤は、信者にとって影響を及ぼすことが多く、その歴史を理解することが重要です。
まとめ
日蓮宗と日蓮正宗の違いを端的にまとめると以下の通りです。
違いまとめ
- 日蓮正宗が「日蓮聖人」を崇拝対象にしているということ
- 日蓮正宗は他宗教に対して批判的
- 日蓮宗の荒行はヤバイ
ということです。
ちなみに、日蓮宗のお寺では水行を公開されているお寺もあります。
うちの近くなんかでは年末年始のタイミングでやっていることが多いですね。
・・・見るだけで寒いので行きませんけど(笑)