イスラム教の聖典である、コーラン。
唯一絶対の神(アッラー)から、預言者ムハンマドに下された啓示をまとめたものとされています。
イスラム教には、「ちょっと怖そう⋯」という偏見を持ってしまいがちですよね。
しかしコーランを読めば、イスラム教の人はどんな考えを持って行動しているのかが理解できますよ。
そこで今回は、初心者の方でも読みやすい本を集めました。
あわせてチェック
コーランの入門書おすすめ4選
いきなり全114章からなるコーランを読むのは、ハードルが高いですよね。
そこで、まずはコーランの入門書で基礎知識をつけましょう。
1.コーラン(まんがで読破)
こちらは「まんがで読破」シリーズの1冊で、コーランの内容が漫画でわかりやすくまとめられています。
初心者がコーランを読もうとすると、難しくて挫折してしまいます。
しかし、漫画であればすんなり読むことができるので、入門書にはピッタリですよね。
こちらの本はコーランの内容だけでなく、イスラム教や預言者ムハンマドに関しての内容も詳しく書かれています。
イスラム教を初めて学ぶ方におすすめの本です。
2.図解 これだけは知っておきたいコーラン入門
こちらの本も、イスラム教の全体像を学ぶのに適した本です。
やさしい言葉で、なおかつイラストや写真も多く使われているので、理解しやすいですよ。
イスラム教と聞いて思い浮かぶのは、礼拝や厳しい戒律など。
そういった基本的な習慣についてもわかりやすく解説していますよ。
基礎的な情報がまとめられているので、まずはこちらの本から手に取ってみるのもいいでしょう。
3.コーランを知っていますか
コーランは、イスラム教徒の行動規範集のようなものです。
そのためストーリー性がなく、理解しにくいこともあります。
しかしこちらの本ではたとえ話を用いて、わかりやすく、時には面白く説明してくれています。
コーランは、旧約聖書・新約聖書を踏まえて成立したという事実も知ることができますよ。
こちらの本もコーランだけでなく、イスラム教についても幅広く知ることができる本となっています。
4.『コーラン』を読む
こちらは、日本のイスラム研究の第一人者といわれる井筒俊彦氏の本です。
井筒氏の本は、イスラム教を勉強するのに欠かせないと言っても過言ではありません。
どれもわかりやすいので、イスラム教を学びたい方はぜひ読んでみてくださいね。
こちらの本は、10回に渡って行われた市民講座の議事録を書籍化したものです。
そのため、話し言葉で読みやすくなっています。
コーランの解説だけでなく、哲学的な部分も学べる本ですよ。
コーランのおすすめ厳選2冊
基礎知識をつけたら、さっそくコーランを読んでいきましょう。
本によって解釈やスタイルが買なりますので、ぜひ読みやすい本を見つけてくだきいね。
より理解するために、読み比べてみてもいいでしょう。
1.コーラン(上)(中)(下)
先ほどご紹介した「『コーラン』を読む」の著者で、イスラム研究の第一人者、井筒俊彦氏の訳したコーランです。
上、中、下と3冊に分かれていますが、文庫本なので読みやすいサイズですね。
また、Kindle版でも販売されているので、スマホでいつでも読めるのがいいですね。
こちらの本はコーランを忠実に和訳したというよりも、わかりやすく訳した本なので、初心者でも読みやすいですよ。
2.日亜対訳 クルアーン
クルアーンとは、コーランの正式名称です。
コーランの原文に、より近い文章を読みたい方には、こちらの本をおすすめします。
アラビア語に忠実に翻訳されているものの、わかりやすい日本語で書かれていますよ。
アラビア語の原文も同時に見ることができるのが特徴です。
コーランをより身近に感じたい、という方におすすめの本です。
まとめ
イスラム教は日本人にとってあまり馴染みがないですが、意外にもたくさんの本が出版されていますよね。
全世界に16億人以上の信者がいるイスラム教徒の考えを理解することには、大きな価値があります。
ぜひ興味を持った本から手に取ってみてくださいね。