日本で最も馴染みのある宗教の1つ、仏教。
キリスト教、イスラム教と並ぶ世界三大宗教の1つでもあり、信者数は世界で4億人程度いると言われています。
仏教は2500年ほど前に説かれた、インドの釈迦を開祖とする宗教です。
日本へは聖徳太子によって広められ、根付きました。
そんな仏教の教義(宗教の教え)は、苦しみの輪廻から解脱すること。
これは仏陀(ブッダ)の説いた教えです。
釈迦と仏陀は混同しやすいですが、仏陀とは「悟りを開いた者」という意味です。
つまり、仏陀は固有名詞ではなく、釈迦も仏陀の1人ということになります。
ややこしいですよね。
そこで今回は、
- 仏教の入門書
- 仏陀の教えが学べる本
のおすすめ本をご紹介します。
初心者のあなたにおすすめの本ばかりなので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
仏教の入門書おすすめ4選
お経も宗派もたくさんある仏教。
まずは仏教を体系的に学べる本をご紹介します。
1.池上彰と考える、仏教って何ですか?
まずご紹介するのは、これから仏教を勉強しようと思う方が、最初に手に取るのに適している本です。
ただ仏教の情報が載っているのではなく、日本における仏教の現状を知ることができるからです。
ジャーナリスト池上彰氏の定番のわかりやすい解説で、仏教の全体像を理解しましょう。
さらに、池上氏自身が各地に足を運んで調べ上げた情報が載っているので、面白いですよ。
ダライ・ラマ法王と直接会って対談した内容も載っており、他にはあまりない内容になっています。
2.仏教入門
こちらの本は岩波ジュニア新書から出ており、想定読者が中高生向けということですが、初めて学ぶ大人にも最適な内容となっています。
中世の日本仏教についての記述が多く、より身近で理解しやすいのが特徴です。
また、多くの写真が載っているので、効率的に学ぶことができますね。
3.教養としての仏教入門 身近な17キーワードから学ぶ
仏教と聞くと難しく考えてしまいがちですが、私たちに馴染みのある言葉が多くあります。
たとえば、
- 縁起
- 因果
- 他力本願
これらなどは、仏教由来の言葉なんです。
日本にいると知らず知らずの内に仏教と関わっていますが、実際のところ何も知らない。
そんな状況の方はこちらの本を読むと、仏教がより身近なものに感じられることでしょう。
初心者の方が抱いている疑問にも的確に答えていてくれて、入門書にはぴったりですよ。
4.マイ仏教
こちらは、仏像好きで知られる、漫画家みうらじゅん氏の本です。
他の本とは一味違った面白い内容となっており、サクサク読めるので入門書には適していますよ。
みうらじゅん氏は他にも仏教に関する本を出しているので、読んでみるのも面白いですね。
仏陀の教えが学べる本おすすめ3選
さらに仏教を深く理解するために、仏陀の教えを学びましょう。
人類の師とも言える仏陀の教えを学ぶことは、今後の人生に必ず役立つでしょう。
1.ブッダ
こちらは、手塚治虫先生の描いた漫画です。
仏陀の生涯を描いたもので、仏教の発祥について知ることができます。
作者によって多少アレンジされていますが、仏陀の教えを学ぶのにはおすすめの1冊です。
少年漫画雑誌で11年間も連載されていたもので、さらに映画化もされている作品です。
全14巻ありますが、漫画なので読みやすいのがおすすめです。
2.いちばんやさしい ブッダの教え
こちらの本は、イラストや図が多く、全ページカラーで印刷された本なので、教科書のようで読みやすくなっています。
さらに、要点がわかりやすくまとまっているので、初心者が読んでいても挫折しづらいでしょう。
こちらの本は、地図も多く使われています。
ブッダ関連の情報を世界の位置関係とともに学ぶことで、理解度がアップすること間違いなしでしょう。
3.仏陀のいいたかったこと
こちらは、「いちばんやさしい ブッダの教え」と同じ著者の本です。
本のタイトルの通り、「仏陀のいいたかったこと」を解説してくれる本となっています。
釈迦を神格化するのではなく、1人の人間として捉え、何を伝えようとしたのかを解説している本です。
元々の仏教がどのようなものであったのか、誤った知識を正してくれるような内容で、新しい発見ができることでしょう。
まとめ
お葬式などのイベントでは仏教について意識するものの、詳しいことについては意外と知らない仏教。
日本で生活している上で、仏教の基礎知識や仏陀の教えは知っておいて損はありません。
まずは興味がわいた本から手に取ってみてくださいね。