宗教勧誘を鬱陶しく感じたことがある方は少なくないと思います。
在宅中にやってくる、キリスト系の宗教勧誘の方は、かなりの確率で「エホバの証人」です。
エホバの証人は、だいたい2人組で行動し「ものみの塔」という冊子を配ります。
そして、一度断られても、彼らは諦めません。
- 「何故ここまで熱心に勧誘してくるのか」
- 「どうやったら二度と来ないよう断れるのか」
今回は、そんな疑問に対してわかりやすく答えていきます。
ということで、
エホバの証人しつこい宗教勧誘の目的とは|正しい断り方をご紹介!
をお送りします♪
なぜエホバの証人はやってくる?
エホバの証人は、なぜ熱心に布教活動を行うのでしょうか。
- 信者を増やして資金を巻き上げるため?
- 信者に物品を購入させるため?
- 宗教を装って政治活動をするため?
いろいろな憶測が飛び交いますが、実はどれも真の理由ではありません。
彼らが布教活動を行う動機は心からの善意です。
ただ一心に、人助けを行おうとしているのです。
エホバの証人が宗教勧誘に来る目的
エホバの証人がやってくる理由、それは「隣人を愛せ」という聖書の教えに従っているからです。
彼らは、大抵の人々が教えに興味がないことをわかっています。
それでも聖書によって人の命が救われると信じているため、なんども勧誘するのです。
また、彼らが戸別訪問を繰り返すのは、イエスの教えに基づいているとも言えます。
イエスは追随者たちに,「すべての国の人々を弟子としなさい」と告げました。
引用:エホバの証人HP
初期のクリスチャンはこの教えにならって、布教活動を行っていたとか。
エホバの証人はその流れをくんで、活動を続けているわけですね。
「救い」を受ける人を増やすため
エホバの証人は、近い将来、世界中が楽園に変えられると信じています。
そこでは永遠の命が与えられるそうです。
また、楽園になった地上には、亡くなった人も復活して戻ってきます。
しかし、この楽園に住むことができるのは、エホバに従順な信者のみなのです。
エホバを信じないものには、この「救い」は与えられません。
そのため、エホバの証人は多くの人がこの救いを受けられるよう、布教に励みます。
この話を知ると、
「エホバの証人は「救い」という「報酬」を受けるために布教している」
という見方をする人もいます。
しかし、これは少しニュアンスが違います。
彼らは「救い」を「報酬」とは考えていません。
「神に従う人には、楽園で生きる永遠の命を与える」という、神との約束。
これが彼らの待ち望む「救い」です。
彼らはこの約束を、神からの「贈り物」という風にとらえています。
さすがに、この贈り物に見合うような働きをできる人間はいないですよね。
なので彼らは「報酬」のために行動しているという自覚はないのです。
彼らはただ、神からの「贈り物」を多くの人が受け取れるように、訪問を繰り返しています。
なぜ断っても勧誘にくるのか?
エホバの証人は、一度断ってもめげることなく、何度も訪問してきます。
その裏には次のような気持ちがあるそうです。
- 移転している場合がある
- 家族の別の人が関心を示す可能性がある
- 前回は忙しくて話を聞けなかっただけかもしれない
- 新たな困難な状況に遭遇し、聖書の教えに関心を持つかもしれない
このように、時の流れと共に住人の心情に変化があると考えているため、繰り返し訪問してきます。
彼らは隣人を愛しているため、何度もチャンスを与えようとするのです。
宗教勧誘を断る方法
エホバの証人は、怖くて気味の悪い団体ではなく、100%の善意から訪問に訪れることがわかりました。
受け取る側としては迷惑ですが、無下に扱うのも申し訳ないですよね。
そこで、宗教勧誘にやってきたエホバの証人をうまく断るための方法を2つに分けて紹介します。
- 玄関先に「宗教勧誘お断り」のプレートを掲げる
- 「訪問拒否リスト」に入れてもらう
以上の2つの方法です。
順に説明しましょう。
1.玄関先に「宗教勧誘お断り」のプレートを掲げる
宗教勧誘の方と話さずして引き返してもらえる方法です。
- 宗教勧誘お断り
- エホバの証人お断り
- JWお断り(JW:Jehovah's Witnesses:エホバの証人の略称)
という風に書いたプレートをインターフォンの脇に貼り付けておきましょう。
100均で購入した無地のプレートに、油性のマジックで書き込むだけでOKです。
もしくは、ステッカーが販売されているので、それを貼るのもいいでしょう。
エホバの証人の布教のマニュアル「王国宣教」によると
『エホバの証人訪問お断り』というような表示が玄関にある家庭には訪問しないのが最善』
ということですから、顔を合わせたくない場合はインターフォンのそばにでも貼っておけばと思います。
引用:yahoo知恵袋
正直言って、あまり効果ありません。
迷惑メールやDMを止めてもうらうよう頼んでも効果がないのと一緒です。
引用:yahoo知恵袋
とはいえ、このやり方は賛否両論です。
押しが強いエホバの証人には効果がでないこともあるようです。
そういう場合は、2つ目の方法を試してください。
2.「訪問拒否リスト」に入れてもらう
エホバの証人と言葉を交わす必要がありますが、確実な方法です。
エホバの証人に「訪問拒否リストに入れていただけますか?」とお願いしてみましょう。
エホバの証人は通常、区域カードと呼ばれる、独自に地図を割り振りしたカードを持っています。
もしも住人に「二度と来るな!」と言われた場合は、その区域カードの情報欄に「訪問拒否」と記し、次回からはその家を飛ばすようにしているのです。
- 「興味がないので結構です・・・」
- 「今は忙しいのでスミマセン・・・」
- 「自分は仏教徒なので・・・」
等のあいまいな拒絶ではリスト入りできません。
話し合いの余地があると思われてしまうからです。
きっぱりとした態度で、「訪問拒否」を望んでいることを伝えましょう。
ただし、この区域カードは一年に一回見直されるようなので、年に一回は訪問があるかもしれません。
その場合は少し面倒ですが、また訪問拒否をお願いすることになりますね。
勧誘を断ると恨まれる?
エホバの証人の勧誘については、ネット上でもいろいろな書き込みがされています。
中には、「エホバの証人の勧誘を断ったら、恨まれるのでは?」という恐怖を感じている方もいるようでした。
しかし、安心してください。
彼らには基本、強制的に改宗させようという意思はありません。
強制的な改宗は意味がありません。神は心からの崇拝だけを受け入れられるからです。
引用:エホバの証人HP
また、彼らの信じる聖書には、争いを避けるよう書かれているので、信じないからといって罵られたり、嫌がらせを受けたりするような事態にはなりません。
怯えず、きっぱりと断りましょう。
まとめ
エホバの証人は、反社会的で、怖い宗教家というイメージがありましたが、実は一人ひとりの信者は、良い人であることが多いということがわかりました。
私たちの幸せを思って、布教活動をしてくれているので、嫌な気持ちにさせずにうまく断りたいものですね。