大人として一人一つは持っておきたいアイテム、数珠。
お葬式や法事のたびに使うので、ちゃんとした数珠を用意しておきたいものです。
とはいえ頻繁に使うものでもないので、どんな価格のものを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
- 「数珠の相場ってどれくらい?」
- 「数珠の選び方がわからない!」
こう思っている方も少なくないと思います。
そこで今回は、数珠の購入を検討している方のために、数珠の相場や購入時のポイントをご紹介していきます。
ということで、
数珠の相場はいくら?|気になる価格を徹底調査!
をお送りします。
数珠の値段はどうして違うのか
初めに言っておくと・・・数珠の価格はピンキリです。
100均で買えるプラスチックでできたものから、専門店が扱う100万円以上するものまで、幅広い価格設定の数珠が存在します。
この値段の違いはどこにあるのでしょうか。
大きく2つの理由があります。
- 「略式」か「正式」か
- 珠の材質
順に説明していきましょう。
1.「略式」か「正式」か
数珠には各宗派ごとに正式な珠の数や形が決まっています。
宗派が定める正式な数珠を「正式数珠」といい、宗派を問わない数珠を「略式数珠」といいます。
略式数珠は名前の通り、数珠の基本的形を守りつつ簡略化したものです。
場所を選ばずに使えるため、使い勝手が良いのが特徴です。
自分の宗派がいまいち良くわかっていないという方は、略式からはじめるのがいいかもしれません。
はじめて自分の数珠を買う人の約6~7割は、略式念珠のようです。
使用頻度が少ない若い世代は、手ごろな略式数珠で済ませても問題ないかもしれませんね。
略式の中にも質の高いものはありますが、安いものはどこまでも低価格で購入可能です。
100均はもちろん、紳士服専門店なんかでも1000~5000円程度で売っています。
切り替えの時期としては、30代の後半くらいでしょう。
自分が家庭をもったり、喪主を務めるようになったりすると、本式数珠を持つ人が増える傾向にあるようです。
2.珠の材質
一番価格に影響するのが、使う珠の材質です。
- 珠の希少性
- 珠の大きさ
- 数珠の生産国
- 珠が天然のものか否か
- 珠の加工の精度(珠の加工精度・糸を通す穴のあけ方など)
これらによって価格に差が生じます。
プラスチックや、ガラス素材でできたものはやはり非常に安いです。
とはいえ、どうしてもチープな印象がぬぐい切れません。
できれば避けたいところですね。
一方、仏教で貴重とされる「七宝」をはじめとする天然石や、菩提樹(ぼだいじゅ)や黒檀(こくたん)などの木材を素材に用いたものはもう少し値段が上がります。
数珠は神仏やご先祖様を尊び、故人をしのぶ心を表す為に持つ道具です。
これから長く使うことになるということも含めて考えると、品質の良いものを買うことをおすすめします。
数珠の相場
どの程度の価格の数珠を選ぶかは、人それぞれだと思いますが、ある程度基準があった方が選びやすいですよね。
そこで、相場を提示しておきます。
- 「略式」の場合:5,000~1万円程度
- 「本式」の場合:1~3万円程度
これくらいのものを選ぶ人が多いようです。
数珠はお葬式や法事、お墓参りで必須の仏具です。
また、それだけではなく普段から魔除け・厄除けのために手元に持っているという人もいるようです。
そう考えると、良いものを長く使う方がコストパフォーマンスが良いような気がしてきますね。
数珠の買い方
数珠は、いろいろな場所で買うことができます。
- 100均
- 紳士服専門店
- 百貨店
- 仏具屋
- Amazon
- 楽天
Amazonや楽天では、専門ショップの出店も多く、幅広い商品がそろっていますよ。
まとめ
数珠は歳を重ねるにつれて、使う機会も増えていきます。
長い期間使うものなので、良い物を購入しておいても十分に元は取れるでしょう。
愛着をもって、大事にできる素敵な数珠を見つけられるといいですね。