仏具

【急な葬儀】数珠をどこで買う!?買える売り場や販売店の場所はココ!

「え、葬儀!?・・・でも数珠がない、急いで買わなきゃ!」

数珠を購入する際、時間的・金銭的余裕を持って購入できるのが一番です。

しかし、大半の人は「突然必要に迫られて」でしょう。

  • 今まで葬儀の機会が少なかった
  • 引っ越して持ってきていない
  • 家に忘れてきてしまった

…そういう時って焦りますよね。

数珠が突然必要になった際は、どこで買うのがベストなのか、場面別に解説します。

 

スポンサーリンク

 

数珠を買えるお店まとめ|どこで買うべき?

「数珠なんてどこで買うの?」って思ってしまう数珠ですが、思いの外さまざまな場所で買うことができます。

  • 仏壇・仏具屋/百貨店
  • 紳士服専門店やしまむらなど
  • 100円ショップ
  • ネット通販サイト
  • 葬儀場
  • 葬儀場近くのコンビニ
  • ドンキホーテ/ホームセンター/ショッピングセンター

ご自身の状況に合わせて、購入場所を変えると良いでしょう。

「今日必要なんだ!」とか「あと1時間しかないんだ!」という場合には、まず葬儀社に問い合わせて確認するのが無難かもしれません。

寺本堂での葬儀だと難しいかもしれませんが、普通の葬祭ホールが会場なら大抵は売っているでしょう。

ただし、緊急性が高いため値段はもっとも割高である場合が多いです。

 

もし、時間があって、一生ものの数珠を用意しておきたいのであれば、仏具専門店でじっくり選ぶとか、ネットショップで豊富な商品の中から選ぶとかすると良いですね。

ただし、しっかりとした数珠を選びたい場合、大前提としてご自身の宗教・宗派を確認しておくことが必須です。

数珠は帯の形状など、仏教は仏教でも宗派によって異なるのです。

なんとなくかっこいいから!とかデザインが素敵だから、で選んではなりません。

※後述しますが、形式に則った上であれば、素材などをデザインから選ぶことはできます。

※宗派問わずで購入できる略式数珠というものもあります。

自分の宗派の調べ方

ご自身の宗派がわからない場合は、親族に確認するか、それで分からなければ、ご自身で檀家寺の宗派を調べてみるなどしましょう。

さすがにお寺へ「何宗ですか?」と直接質問するのは、ちょっと間抜けすぎる気がしますので…

宗派を調べるなら「○○寺」など寺名で調べることで、HPやウェブ情報の用意がされているお寺ならわかる場合もあります。

しかし、お寺というと昔ながらで、ろくにHPなどがない場合も多々あります。

その場合には「各都道府県名+宗教法人名簿」で調べると、自治体サイトで名簿が公開されていますので、そちらから確認すると良いでしょう。

※47都道府県すべてを確認してはいませんが、おそらくほとんどの自治体で公開されているでしょう。

参考:神奈川県知事所轄の宗教法人(令和3年1月1日現在)

参考:千葉県 宗教法人名簿

参考:横浜市宗教法人名簿

↑のように系統/宗派/法人名と明記されていますから、そこからご自身の寺を探せば正しい情報が得られるでしょう。

数珠は仏教のお話しですが、こちらの宗教法人名簿では仏教のみならず、宗教法人として登録されているすべての宗教法人を閲覧することが可能です。

神道、キリスト教、新興宗教など、法人登録さえされていれば公開されています。

逆に、こちらに掲載されていない場合、宗教法人として未登録ということなので、注意した方が良いでしょう。

仏教系ではほぼないかとは思いますが…

葬儀まで時間があるなら「仏具屋/百貨店」で買う

数珠は仏具のひとつです。

当然、仏壇・仏具屋には置いてあります。

また、仏壇・仏具店はたいていの百貨店に入っています。

近くに仏壇・仏具専門店がない場合は、百貨店で探してみましょう。

こういった専門店の場合、簡略化された手軽な「略式数珠」だけでなく、自分の宗派に合わせた「正式数珠」を購入する事ができます。

もちろん、品揃えも豊富で、品質もしっかりとしています。

一口に数珠と言っても、こだわっていくとキリがありません。

  • 珠の材質や種類
  • ヒモの種類
  • 男性用/女性用/兼用
  • サイズ
  • 宗派ごとの形

例えば、タイガーアイと菩提樹を比べてみると、全然印象が異なることがわかるでしょう。

ヒモの形状や珠の数など、宗派ごとに異なる場合がありますが、珠の材質を指定する宗派はおそらくありません。

好みや価格に合わせて選ぶことができます。

 

ただし、仏壇仏具専門店は割高である場合が多いです。

冠婚葬祭すべからく言えることですが、どうしても必要不可欠な商品/サービスは割高な傾向があります。

特に何度も買うようなものでもありませんので、客側が単価に疎いせいもあるでしょう。

ぼったくりと言わないまでも、原価率どうなってんの?というような値段のものも多いものです。

特に百貨店へ入っているお店などは、毎月莫大なテナント料も払っているでしょうからね。

その分は当然のこと、商品に転嫁されます。

 

そもそも仏具店なんか縁遠くてどこにあるのか知らない!という場合は、Googleマップで「数珠」とか「仏具」などで検索してみると近隣店が見つかるでしょう。

営業時間が間に合えば「紳士服専門店」で買う|しまむらも

AOKIや青山など紳士服専門店にも、数珠を取り扱っている店舗が多いです。

礼服や袱紗(ふくさ)などと一緒に、一式を揃えられるのがいいですね。

 

しかし大抵は、略式数珠のみの取り扱いで、品揃えはイマイチです。

他の人と被ってしまったり、安っぽかったりする可能性も。

使用する頻度が少ない、社会人になりたての方であれば充分だと思いますが・・・

30代も後半になってくると、あまり格好が良いものではありません。

あくまで急ぎの場合の一時的な販売店として考えておく方が無難でしょう。

 

逆に黒ネクタイや黒の靴下、黒のハンカチは紳士服専門店であれば、種類豊富にそろえることができるでしょう。

 

紳士服専門店ではないですが、同じく女性に人気の服飾店しまむらでも数珠は購入可能です。

ただ、略式数珠であったり品揃えはよくなかったりする点は紳士服専門店と同じですので注意が必要です。

緊急時の最終手段に「100円ショップ」で買う・・・?

最近の100均で売っていないものを探す方が難しい気がします。

もちろん数珠も売っています。

さらに品揃えも、なかなかです!

ただし、やはり100均は100均なので、見た目からしてチープな感じは拭えません。

100円、高くても数百円ですからね…

100均の数珠を持っていくくらいなら、持っていかないという選択の方がいい気もしますので、100均で購入する場合はそのあたりもよく検討してみてください。

葬儀まで1日以上あれば「インターネット通販」で買う!

実はネット通販でも数珠は売っています。

  • 宗派別の正式数珠
  • 子供用の数珠
  • 水晶や黒壇など豊富な素材

なんでも豊富にそろっています。

Amazonや楽天には、専門店の出品も多いので品質も高く、品ぞろえも豊富です。

それでいて価格はお手頃のものも多いのでおすすめですよ。

仏具店まで行くのは、なんだか敷居が高いしめんどうくさい。

でも、どうせ高いの買うなら色々選びたい!

という場合にはネットが楽です。

 

「お通夜には間に合わないけれど、せめて葬儀には!」

という方はAmazonのお急ぎ便を利用するという手もあります。

「当日お急ぎ便」の場合、注文当日に荷物が届きます!

商品やタイミングによって、絶対に当日届くわけではありませんが・・・

これらのサービスはプライム会員なら無料で利用できます。

Amazonのとんでもない配送システムのおかげでビックリするスピードで届きます。

数珠じゃなくても、重たい飲料のペットボトルとか、ティッシュやトイレットペーパーなどかさばる消耗品なども、Amazonに頼ってしまえば非常に便利ですよ。

 

どうしようもない場合「現地近くのコンビニや葬儀場」で買う

その他、葬儀場近くのコンビニや、葬儀場で売っていることがあります。

ですが、必ずしも売っているとは限りませんし、あくまで緊急用です。

葬儀場や葬儀場近くで購入しようとする場合は、なかったら詰んでしまうので事前に電話確認が必須でしょう。

葬儀場で売っている場合、そこそこのクオリティのものがありますが、その分割高な商品であることが多いです。

コンビニだと逆に100均や紳士服店と同じく、チープだったり略式の数珠しかないでしょう。

大きい店舗ならあるかも|ドンキホーテ/ホームセンター/イオンなどショッピングセンター

どこでも言えることですが、規模が小さい店舗だとない場合も。

反対に売り場面積が広ければ、置いてある可能性は高くなります。

ショッピングセンターの場合、百貨店などと同じく仏具店が入っている場合もあります。

地方の広大なイオンモールなどであれば、置いてある可能性は上がるでしょう。

無駄足を踏みたくないなら、電話確認するのが無難です。

 

スポンサーリンク

 

数珠ってお葬式では絶対に必要?

数珠を購入する話には蛇足ですが、そもそも数珠は絶対に必要なものでしょうか?

数珠を身につける意味とは、自らの心を平穏なものとし、故人と対峙出来るようにするためです。

また、故人に敬意を表するためです。

 

しかし、数珠は基本的に仏具です。

仏教以外の宗教を信仰している方は持っていなくて当然ですし、仏教でも宗派が異なれば数珠の形が異なります。

その場合、故人ではなく、参列者の宗派の数珠を使用するのが通例です。

つまり、何よりも大切なのは故人を偲ぶ心で、あなたなりに故人を敬い合掌できるのであれば、数珠はあってもなくてもいいと思います。

 

しかし一方で、マナーにこだわり、他人にまで口を出す人がいるのもまた事実。

「社会人なのに数珠のひとつも持っていない…」

と、お小言を言われるのはイヤですよね。

自分のポリシーや社会的立場などを考慮して、数珠を買うか買わないか判断すると良いでしょう。

うるさい親族がいる、うるさい上司がいる、などという場合には、持っていく方が無難でしょう。

おまけ:私個人の数珠について

私自身で言えば・・・

「別に誰も手元チェックしているわけじゃないでしょ!」

と長らく持っていませんでした。

だって、自分が参列してたって他の人の小物なんかチェックしてないもの。

 

ついついそれが当たり前になってしまっていたのですが、義理の祖父の葬儀の際に手ぶらで行った結果・・・

義母に買ってもらってしまいました(汗)

「郷に入っては郷に従え」ということで、特に形式に厳しいご遺族の際には、数珠のひとつも持っておいた方が無難ですね^^;

自分ではなんと思っていようが、対面的に赤っ恥をかいてしまうことになりますから。

 

スポンサーリンク

 

まとめ

案外、さまざまな場所で買える数珠。

ですが、どうせならゆっくりと良いものを選びたいものですね。

-仏具
-,